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Vol.870 生誕100年エドモンド・オブライエン〜冴えない中年サラリーマン俳優?
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実際はハンサムなのに、映画やテレビや舞台ではパッとしない男の役を演じる人っていますよね。
今年9月に生誕100年を迎えるアメリカの俳優エドモンド・オブライエンは、まさにそんなタイプの代表的存在です。
舞台からハリウッド入りした1940年頃はスマートで2枚目役が多かったのですが、30代を過ぎたあたりからだんだん太ってきてしまいました。ハリウッドでは珍しい事ですね。しかも、何故かおどおどした表情ばかりが気になる人でした。
私は10代の頃からエドモンド・オブライエンが出演した映画を沢山観ており、アカデミー賞とゴールデングローブ賞で助演男優賞を受賞した「裸足の伯爵夫人」やコメディ映画「女はそれを我慢出来ない」のギャングのボス役、そして珍しく主役を演じた「都会の牙」などはよく覚えているのに、それ以外の多くの作品はあまり記憶にありません。
私はこの生誕コラムを書く時に、ビデオやDVDを見直す事をしないのですが、YouTubeでエドモンド・オブライエンを検索していたら、全く知らない「Stopover Tokyo」なるタイトルの作品が出てきたので一気に観てしまいました。まさかの日本ロケ作品で、エドモンド・オブライエンは主役の若い二人、ロバート・ワグナーとジョーン・コリンズをうまくサポートしておりました。
そう、彼はいつでもそんな位置づけなのですね。
最初に「実際はハンサム」と書きましたがその証拠に奥様方はなかなかの美人。おまけにミュージカル映画でも活躍した女優さん達です。
奥様方?女優達?
複数ですよ。
ハリウッドですからね。
一人めのナンシー・ケリーは「悪い種子」という舞台劇及び映画版が有名な女優さん。1944年のミュージカル映画「Show Business」では、ジョージ・マーフィーと“Dinah”を歌いタップを踏んでいました。
二人めのオルガ・サン・ファンは、1946年のミュージカル映画「ブルースカイ」ではフレッド・アステアのパートナーをつとめ、物凄く大がかりな“Heat Wave”でアステアと歌い踊りました。
まあ、エドモンドさんすみにおけませんな!
少し見直しました!
写真下 上段左から
「女はそれを我慢出来ない」「都会の牙」「Stopover Tokyo」
ナンシー・ケリー、オルガ・サン・ファン、「ブルースカイ」でアステアと
天野 俊哉
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