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Vol.860 人呼んでピエール・カルダン高校
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先日、高校時代のラグビー部仲間のFacebookを覗いたら、お気に入りに母校の名前があったので覗くと、校章が載っていました。懐かしい!
当時、創立2年目のその母校は海岸線の荒涼とした広大な埋め立て地にポツンと佇み、晴れた日には真新しい校舎の窓から千葉の内房が望めました。
校章のデザインは、校名のイニシャル“T”で躍動的な白い波と純粋を、黄色い丸は輝く太陽と調和を、バックの青は広大な海と空、そして無限の可能性と栄光を表しているんですが、初めてこの校章を見た時、「コレって、おふくろのバッグやスカーフに付いている、あのマークに・・・」。
その印象をラグビー部と掛け持ちで所属していた美術部の顧問の先生に話すと、「デザインを突き詰めていくと結果的に似てしまうことはあるが、例えばルイ・ヴィトンがパリ万博で見た日本の家紋に触発されて発案した、あのモノグラム柄はどうなのか。ゴッホがジャポニスムで浮世絵の影響を受けて描いた・・・」、ありがとうございます。続きはまた。
まだまだ学ランが主流の当時、ただでさえ新設校はナメられるのに制服が上下紺のブレザーに紺のネクタイで妙にお上品。柄の悪い学ラン姿の連中が、ブレザーの左襟に付けたこの校章を鼻で笑いながら「オシャレだなぁ!ピエール・カルダン」などとからかってきました。怒りと恥ずかしさでカーッと来ましたが、自分も初めて見た時、確かに「ちょっと似てるな」と思ったので何も言い返せませんでした。っていうか、同じ感性かよ。
他に「パーマンバッヂに似てねえか?」なんていうヤツもいましたが、「それは違うだろう」。
現在、母校は統合されて校名が変わり、この校章を付けた後輩たちの姿を見ることもなくなりましたが、街でピエール・カルダンのマークを見かけると、一番キラキラしていた青春時代をつい思い出してしまいます。
そうそう、高校といえば姪っ子が今度高校受験なんですよ。どこに行くにしても素敵な青春を謳歌してもらいたいものです。どうでもいいですね。失礼しました。
Y's取材班
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