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Vol.857 真夏の名作映画鑑賞そのA 幽霊と未亡人とキートンの巻
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渋谷の映画館シネマヴェーラの「映画史上の名作」シリーズ第13弾のご紹介です。
ジーン・ティアニー&レックス・ハリスン主演
「幽霊と未亡人」
往年のハリウッド美人女優の中でもジーン・ティアニーが大変クローズアップされてきています。数年前にWOWOWのテレビ映画劇場で、ジーン・ティアニー特集が組まれていたのでびっくりしました。彼女には「ローラ殺人事件」という代表作がありますが、今回上映されるこの作品も記憶に残る名作と言えます。
レックス・ハリスンが出ている事から、ずっと観ることを避けてきましたが、彼の図々しさやアクの強さが役柄にマッチしていてヒギンズ教授(マイ・フェア・レディ)に負けない魅力です。
観終わったあとに「ホント良い映画だったな」と思いました。オススメします。
バスター・キートン主演
「セブン・チャンス」
1925年製作のサイレント映画。このコラムに何度も登場しているキートンの傑作コメディを皆様にご紹介出来るなんて!
初公開時のタイトルが何と「キートンの栃面棒」。意味がわかりませんね(※)。
90年も前にCG無しで、しかもこんなに凄い作品を作ったキートンは天才です。
60分の中編ですが、その間にキートンは走り走り走り、逃げて逃げて逃げまくるのです。
なんで?
どうして?
とにかく観なければわかりませんので、このチャンスにお見逃しなく。
以上2作品は、8月15日(土)から8月22日(金)までの間に上映される作品の一部です。
※ 栃面棒=慌て者のこと。
栃麺(栃面)とは栃の実を粉状にして練り込む麺のことで、固まるのが早いため急いで麺棒で伸ばす必要があるそうです。その作業の様子が転じて“うろたえ慌てること”や“慌て者”の意味になったそうです。
天野 俊哉
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