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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.847 市川清美さん出演「昭和の恋・三部作・完結編」其の弍
 公演当日は、梅雨の時期とは思えぬ晴天に恵まれました。江戸川橋駅は初めて。途中に台所宇宙号なる面白い名前のお店がありましたが、その日はあいにくの定休日でした。
 珍しくどこにも寄らずに直行できたので、会場の《絵空箱》には開演の15分前に到着しました。
 50人は入れそうな場内はすでに満席。たまたま空いていた最前列の外れに腰かけました。舞台があるわけではないので、爪先はもうステージという状態。近いところに小さな蓄光テープが貼ってありました。タップの舞台と違い知人・友人は皆無。置チラシにダンス関係のものはゼロ。大いに緊張したまま開演を待ちます。
 ここで少しお芝居の方に目を向けなければ!
 今回のお芝居ですがチラシを何処からどう眺めても、劇団名やタイトルがよくわかりませんでした。
 「リオ・フェスティバル」なる文字を見た時はラテンのカーニバルか?とも思いました。
 ハッキリしているのが若くして亡くなった作家の岸田理生さんの作品を上演してゆく会であること。岸田理生さんは寺山修司さんのお弟子さんだったそうです。
 私は学生時代に某大学病院の倉庫整理のバイトで、寺山修司さんのレントゲン写真とお目にかかった事があります。
 そこですか?
 確か寺山さんが亡くなられた直後だったので、バイト仲間と「どこが悪かったのかな?」とその写真をながめた記憶があります。
 話を戻します。
 〈おんな寺山修司〉と呼ばれた岸田理生さんの「昭和の恋」とは?
 そして市川清美さんはどの様な役に挑戦されるのか?
 客入れBGMは何故かジャズ。
 やがてルイ“サッチモ”アームストロングの楽しい歌声からブルーなビリー・ホリデイの歌声に変わり、客電が落ち、いよいよお芝居の始まり。
 残念ながら《清く正しく美しく》をモットーとしているY'sのコラムですので、1970年代のとある団地を舞台に繰り広げられる人間模様、とだけ書いておきましょう。
 岸田理生さんの世界をたった一回観ただけで理解できるはずもないので最初から「ただ感じればよい」と思いました。
 また、失礼とは思いながらも舞台上の役者を70%見て、それを観る観客を30%見るという観賞をしました。
 主婦役市川さんの凄くおかしな台詞のやり取りがあったのですが、「笑っていいものかな?」と思ったらやはり誰も笑わないからコソコソ笑ったり、凄く前衛的なソロ・ダンスに感動したものの、「誰も拍手なんかしないだろうな?」と思ったらやはりシーンとしたままでした。客席には馴染めませんでしたが面白い芝居でした。よい経験が出来ました。
 最後に南沙織の「17歳」が流れた時、リアルタイムで聴いていた1970年頃の空気をしっかりと思い出しました。
 淺野先生の振付で元気一杯に踊っていた市川清美さん。
 「貴女の本当の顔はどっちなのですか?」とか、「どんな理由でこの劇団に入ったのですか?」など聞きたい事が沢山ありましたが、お昼を食べそこねお腹グーグーだったので終演後はすぐ失礼しました。
 近いと思っていた神楽坂があまりに遠くてタップリ汗をかいてしまったので、ミスドのポスターの相葉くんの笑顔に引き込まれ店内に。夏期限定の《コットンスノーキャンディマンゴー》を食べてしまいました!美味しかった。
 市川清美さん、これからもタップダンスとお芝居のお稽古頑張って下さいね。

天野 俊哉




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