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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.829 ARTN公演 LEGENDS OF TAP “FOOTPRINTS” その1
 「タップの巨匠ヘンリー・レタン生誕100年とみすみ“Smilie”ゆきこTap Life30周年記念公演」を観に渋谷まで。
 6月21日(日)は父の日でしたので、ご家族を大切にされるみすみ先生らしい日程のセレクトでした。
 日本のタップ界で最高のカンパニーとゲスト達がどの様なショーを見せてくれるのでしょうか?
 場内に入ると、ホリにはヘンリーとみすみ先生のツーショット写真が映し出され、ヘンリーのピアノ演奏が流れていました。ワクワクしながら開演を待ちました。
 《Opening》はみすみ先生とベテランの未佳さんを中心とした7人のカンパニー・メンバーで最初からガッツリ。白の衣裳に、それぞれのカラーのコンビのタップ・シューズがオシャレ。2曲目のラストは珍しく菅谷さんとアラキ君のデュオでした。
 栗原さんがMCをつとめ、みすみ先生のダンスの歴史をスライドと踊りで。綺麗なクラシック音楽をバックに、可愛いバレリーナと大人のバレリーナそしてみすみ先生がタップで絡む。子供さんを舞台前方に腰掛けさせる演出がチャーミング。
 おオうちれいこさんのモダンとみすみ先生のデュオも素敵でした。
 ノリの良いスイング曲での《Theme Park》というナンバーではカンパニー7人が珍しい黒燕尾服の衣裳で踊りまくります。栗原さんの振付とそれに応えるメンバーの皆さんに脱帽。踊りの途中で山本さんだけが抜けたので次の展開に興味津々。
 曲が変わってもメンバーはそのまま残りタップは続きます。これ、私の大好きな流れです。ヘンリーが振付を担当したブロードウエイ・ミュージカル「Black and Blue」での縦に並んだダンサーズが上下に移動する振りや「Sophisticated Ladies」の手の振りが懐かしいです。そしてワンピース姿の山本さんが男性パートナーと現れ見事なリンディホップを見せてくれました。最後に黒燕尾服のメンバーが再び加わる演出にうなりました。
 Youth Company、台湾、韓国の方々がそれぞれにあった魅力的なタップを。韓国の方々はアカペラからスタートしたのでどんなKPOP 曲に繋がるかと思いきやジャズ・トリオによる1930年代のジャズナンバー。若い方ばかりなのに渋い味があってこれにはビックリしました。
 ヘンリーの女性タップダンサーの為の振付を栗原さんと山本さんのデュオで。ジュディ・ガーランドを思わせる黒のジャケットに黒タイツというスタイルにハイヒール。帽子はみすみ先生にあやかり紫色。お二人ともこの様なお色気たっぷりのナンバーをこなすとは、その成長ぶりに感心。
 つづくバニー・ブリッグスをトリビュートした長崎さんのソロナンバーでのタップの音にぞくぞくしてしまいました。
 つづく。

天野 俊哉




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