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Vol.823 タカラヅカそして今年もキタラヅカ
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5月16日のY's公演終了後は公演に来てくれたタップ仲間との時間をつくり、公演の感想やら彼らのこれからの活動予定、選曲、振付の方向性等をじっくり聞かせてもらい、充実した時を過ごしました。
また、幼少の頃から教えてきた生徒が出産したり、淺野リーダーの愛犬トイプードルのプリン君が一歳のお誕生日を迎えたりと嬉しい出来事の連続でした。
5月最後の週末は観劇の予定が目白押しで、クラスの合間をぬって観る事の出来た舞台の事を書いてみたいと思います。
《タカラヅカ》
東京宝塚劇場の花組公演。
ベテランだった前トップスター蘭寿とむさんからバトンを受けた若手の新トップスター明日海りおさんのステージ。トップが変わり2番手3番手さらにトップ娘役の顔ぶれが一新したけれども花組メンバーのバックアップで良い空気を作り上げていました。
宝塚においては脚本も演出家が兼任するものですが、今回のお芝居「カリスタの海に抱かれて」ではテレビドラマ作家大石静さんが脚本を書き宝塚の方が演出をしております。
かなりご都合主義が目立ちますが、観終わって清々しい気分になれた芝居って久しぶり。キャスト全体にバランス良く台詞がゆきわたっているのも嬉しかったです。
稲葉太地演出のレヴュー「宝塚幻想曲/タカラヅカ・ファンタジア」は洋物レヴューの中に和のテイストを散らばめた作品。
淺野康子振付の“Musa”が正しくこの世界でしたね。
和太鼓や三味線がオーケストラの音と実に良くフィットしていたり、選曲に意外性があって面白かったです。
稲葉氏の演出は昨年の星組公演「パッショネイト宝塚!」でもそうでしたが、広い空間を簡単な装置や装飾でさりげなく飾るのが上手くて場面場面に無駄がありません。
オープニングの最後に沢山の白い羽根を持ってくるオーソドックスなムードで客席をアッと言わせたり、“シャレード”の様なスーツ姿のキザな男役のダンスもカッコイイけれども、明日海さんが大階段に腰かけているポーズから始まるKAZUMI-BOY振付“さくらさくら”が圧巻でした。
大階段上での移動が凄いのと、男役だけでなく娘役までが入り乱れたフォーメーションにうなりました。
ただ、花組名物の黒燕尾を着た男役のダンスでは、他の組から移ってきた方と長く花組で踊ってきた方との差がハッキリ出てしまい残念でした。次は頑張っていただきたいなと思いました。
大変な人気公演なのでチケットが取れず、一回のみの観劇となりました。
《キタラヅカ》
そして翌日はタップ仲間のひとり荒井優希さんが出演する劇団キタラヅカ公演を観に世田谷区の梅ヶ丘へ。
実は前日まで、前回のキタラヅカ公演が行われた東松原に行くつもりでした。
チラシの地図をキチンと見ようね!
案の定少し迷って到着。
荒井さんにはPureJewelsから素敵なお花が届いていました。
それにしても「もろびとこぞりて」とはユニークなお題。出演者3人で約一時間を喋りまくる。ヘレン・ケラーの一人芝居という凄い場面もあり観客は釘付け。
山ほどある台詞の中に「田園に死す」「幕末太陽傳」「狩人の夜」「ガス燈」「脱出」 等の映画のエピソードを凄いスピードで話すのも感心。映画ファンの私をも納得させる脚本はかなりディープです。ラストには3人がザ・ピーナッツの「恋のバカンス」をアカペラで歌い、荒井さんによる振りがつきました。
私がうかがった初日はほぼ満席でした。少しずつ固定ファンが付きます様に。
そして普段とは全く違う大人っぽい表情を魅せた荒井優希さん、これからも頑張って下さいね。
終演後、御茶ノ水で辛いカレーを食べていたら大きな地震が。
お芝居の間で無くて良かった。
天野 俊哉
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