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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.814 PRECIOUS 2015/5/16ルポその@
《劇場入りから仕込み》
 ♪公演当日の朝、きゅりあんの搬入口に向かう私。
 もちろん雨。
 淺野康子さんの舞台ですから当然。
 これ実に縁起が良いかと。
 搬入口前では何やら大声で話している男二人が。しかも外国人。近付いて見ると多分大ホールに出演するハワイアンの関係者であり、別に口論ではないよう。続いて見えた音響の小田さんとチャチャを入れながら待ちました。このハワイアンの人達が終わらないと私達の搬入が出来ないのですね。
 ♪例え小ホールと言えどタップ板の数も音響照明機材そして段ボールシート、受付道具の数は多いもの。我々キャストに加え、頼もしいヘルプの存在が嬉しい。メンバーのご家族、戸塚スタジオの生徒さん、いつも受付リーダーを担当してくれるS君達が手際よく動いてくれ仕込みはかなり速かったです。また女性キャストは自分達の衣裳準備に加え舞台階から楽屋階までの段ボールシート貼りに忙しい。
 ♪一応私もキャストなので楽屋で衣裳やら振り確認の後、場内客席にて全曲のチェック等を。そこに現れた橋爪麻美さん。あちらこちらの座席に座っては立ち、座っては立ちを繰り返している。
 お分かりですか?
 自分がお客様に渡したチケットの座席から舞台がキチンと見えるか?どんな風に見えるか?の確認をしているのですね。
 立派な心掛けですね。
 ♪さて、先日のリハーサルで照明の石井さんと淺野リーダーとの協議で急に決まったムービングが目の前でつり上げられ、さらに運動会に登場するくす玉位大きなミラーボールがセッティングされました。
 ワクワク。
 何故かストロボがチカチカしているので淺野リーダーに「ストロボ使うトコありましたっけ?」と聞きながら照明プラン表をめくるとchicacoさんの歌のナンバーに「ロックのライヴ会場風派手な照明」とあり、おまけに自分の文字でした。
 ♪受付ロビーはお手伝いの方々によりキレイにセッティングされてゆきます。次々と届けられるスタンド花を見て嬉しそうな淺野リーダー。綺麗な花を見上げる横顔はちょっぴりプリン君に似ていましたね。
 そうこうするうちにお昼をまわりリハーサル時間が近づいてまいりました。

天野 俊哉




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