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Vol.800 Y's10周年記念特別公演お稽古日記その12
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NTD2015も無事終了し、やって来ました日曜日の楽しいお稽古。
いつものようにパンを2つほどお腹にいれてスタジオに向かう。
この日は淺野リーダーからお呼びのかかったキャストによるスペシャルデー?とか。
確かにPureJewelsのメンバーであるWさんとSさんがいるものの指導側の人間はいない。
しかしながらチームワークが良くて、朗らかな空気の中で日々成長している事間違いない。
やがてTさんと入れ替わりで先程のキャストは休憩時間に。
Wさんが「今日私の誕生日なんです!」そして隣にいたTさん「私は明日が誕生日です」さらにこの場には居なかったCさんも3日前が誕生日だったそうで驚いていると「私達ガンコ・シスターズなんです!」とおっしゃるWさん。
皆さんおめでとうございます。
この時間までの方にあわせ最後にこの曲をやりましょうと伝えると「ナーフィレですね?」と業界用語がWさんから飛び出した!
さて、Tさんとの稽古が一段落すると淺野リーダーの登場。
やがてフレッド阿部さんが加わり私達のトリオ・ナンバーの固め。何番目のタップ板に立つとかの段取りに超苦手な私とフレッド阿部さんの二人。妙な部分に時間がかかる。
次に淺野リーダーとフレッド阿部さんの初デュエットの稽古の後、アンサンブルナンバーのキャストが続々と集まる。
若手のAさんが振付に挑戦したナンバーの固めなのだが淺野リーダーからは中々OKが出ない。こういった状態に置かれるとずっと踊らされる皆も大変だろうが、指導する立場の人間はもっと苦しい。私も若い時、そうミュージカル「アニー」のタップ指導を師匠から引き継いだ頃に同じ悩みに直面しました。
演出の先生から中々OKが貰えず来る日も来る日も同じタップを繰り返す。
「キャストの子供達はパーフェクトに近いのになあ〜」「何がどこがどういけないのか?」
そんな私自身が悩みきっていた時にジャズの振付を担当されていた名倉加代子先生がさりげなく助け船を出して下さいました。
この時は「プロの舞台に立つ責任感をキャストの子供達に持たせる為の指導なのですよ」と言った内容のアドバイスでした。
淺野リーダーもそんなアドバイスをしているのかな?
師匠から弟子への『教え』なのだろう。
確かに今回はAさんだけでなく、先日若手5人に指導していたCさんも同じ様に師匠から試練を与えられている様でした。
単に10年の集大成だけではない大切なものが見えてきました。
つづく。
天野 俊哉
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