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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.797 ハーロー
 先日、長い空き時間が出来たので神保町の古本屋街へ。
 映画書が豊富なW店に行くけど収穫がありません。
 仕方なく普段は覗かない推理小説等ハヤカワ(早川書房)の棚を見ていると「ハワード・ヒューズ」の文字が目に入りました。ヒューズは映画製作者でもあったセレブで、レオナルド・ディカプリオが伝記映画「アビエーター」で演じた人物です。手に取りパラパラっとめくると、読んだ事のある内容なので棚に戻してふと横を見ると同じシリーズで「ハーロー」なる本が。
 何の巡り合わせか?
 ジーン・ハーローはヒューズの恋人でもあったMGMのスター女優さんの名前で、1965年に発売された評伝の様です。
 凄い!
 知らない本ですね。
 でも高そう。
 おそるおそる値段を見ると840円。
 ジーンハーローは、マリリン・モンロー以前にハリウッドきってのセクシー女優として有名でした。
 1960年代初めに作家のアーヴィング・シュルマンが、ジーン・ハーローのマネージャーだったアーサー・ランダウが持っていたマル秘情報を譲り受け出版に持っていったそうな。
 つまり26歳という若さで亡くなったハーローの不幸な私生活(性生活)をリアルに綴っているのが売りなので、肝心なMGM映画でのエピソードなどは弱いのですが、ハーローと何本もの作品で共演したクラーク・ゲイブルらの名前があちらこちらに登場するし、ハーローの歌があまりにトホホだった事からいまだに観ていないミュージカル映画「無軌道行進曲」のエピソードが豊富では無視できません。
 多分こんな50年前の本とは2度と出会えないだろうと思いながらレジに向かいました。
 時代を感じたのは、表紙のイラストを描いているのが真鍋博氏。大好きだった星新一氏のショートショートでユニークなイラストを沢山描いていた方。
 買ってから気づきました。
 毎日持ち歩き時間がある時に少しずつ読んでいます。

天野 俊哉




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