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Vol.782 渋谷東急プラザ閉館とオチのこと(後)
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渋谷の教室では先輩の橋爪と共にクラスをよく引っ張りましたし、スタジオではメンバーの一員として面白いエピソードを数々残しました。 今のY'sだと、そうWさんが似ていますね。本人は至って真面目なのに、彼女のすべてが可笑しい!うん。
オチ=笑いのイメージなので、隆子先生が亡くなった時に海外旅行中ですぐに帰国できなかった時はホント辛そうで、帰国後に私と橋爪の前でずっと泣いていました。オチを最初に認め受け入れてくれた恩師でしたからね。
やがて結婚と同時にタップの世界を引退する事に。
渋谷の教室での最終日、池袋の最後に私から渡されたという(私すでに記憶に無かった)基本レッスン用のカセットテープとボロボロになった私からのメモを見せてくれ「これのお陰で何とか乗りきれました!」と感謝の言葉をもらいました。
それから20年も会うこともなく、3年前に突然の訃報を聞きました。
晩年はエアロビクスのインストラクター等をしていたそうで、お葬式には沢山の生徒さんが見えていたそうです。式に参列した仲間からは相変わらず《オチワールド》だったと聞かされました。
普通ならあまり残らないものというイメージの「香典返し」もワイングラスだったので皆ビックリしました。多分ご遺族は「オチをずっと忘れずにいて欲しい!」という気持ちなのでは?と勝手に解釈したものです。
長くなりました。
閉館する渋谷東急プラザのタップ教室で、青春の1ページを残した1人の女性の想いででした。
天野 俊哉
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