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Vol.748 《お宝との再会なるか?SPレコード&顕微鏡の巻》
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「古いものには価値がある!」なんていかにデタラメな事かはテレビの「なんでも鑑定団」を観ればよくわかりますね。
音源さえあればいくらでもコピーが可能なレコードやなども今や価値の無いものかも。
岐阜に住んでいるジャズ好きの伯父が若い頃集めたSPレコード(1940年代後半製造)が出てきました。SPレコードは表裏で1曲ずつしか収録されていないし、重くてしかも簡単に割れてしまいます。それでも大ヒットしたドリス・デイの“センチメンタル・ジャーニー”やダイナ・ショアの“ボタンとリボン”が含まれていたので大切に保存していたのかも。
伯父の書いたレコードのリストも懐かしいです。
私が小学生時代のステレオプレーヤーには、LP・EPと共にSPレコード針が付いていたので、これらをずっと聴いていました。
我が友松本晋一さんのお宅には今でもSPレコードが聴けるプレーヤーがあるのですよ。流石です。
さて、私にはもう一人名古屋に叔父がおりました。私が7歳の頃、東京に上京した叔父の土産の品が出てきました。
私はこの日の事を実に良く覚えています。
初めて会う父の弟、若い叔父は土産品として写真の顕微鏡とシュークリームを。
「俊哉は顕微鏡知ってるかい?」
「うん、空の星をみるやつでしょう」
という会話がありましたが、ハズレでした。私は初めて顕微鏡を見ましたし、その後良く眺めていた記憶があります。
そしてもう1つの土産が当時はリッチな食べ物であったシュークリーム!
さあ食べよう!と皆でガブリ。味がありませんでした。クリームが入っていなかったのです。クリームは付属の粉を調理して作らなければならなかったのですね。驚いたでしょ。
1968年の話でした。
マスコミで働いていた切手収集が趣味のチョッと厳しい叔父でした。
早くに亡くなったので、切手と共に顕微鏡に再会できとても嬉しかったです。
天野 俊哉
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