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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.739 日本青年館
 青山劇場に続いて閉鎖されるのが、皆様にはあまり馴染みのない日本青年館大ホールです。
 JR総武線の信濃町駅と千駄ヶ谷駅のちょうど中間辺りに位置する、やや不便な場所。1964年の東京オリンピックに併せ建設された競技場が周りを囲んでいます。
 かつては「アニー」と並びだった子供ミュージカル「アルゴ」や近年では宝塚歌劇団公演などによく通いました。
 日本青年館と言うと何故か食に絡んだエピソードが多く思い出されます。
 まずは1995年お盆の時期に開催された「ビッグバンド・フェスティバル」。
 昼夜に別けて日本のビッグバンド10楽団が参加しましたが、暇だった私はその全てを鑑賞しました。
 昼の部が終了し、夜の部まで1時間半はあるからランチでも食べようと千駄ヶ谷方面に向かうが殆どの店がお盆休み。現在の様にコンビニもファーストフードの店が無かった時代。炎天下の中を原宿あたりまで歩く羽目になりました。冴えないカフェは当然の事ながら満席でした。戻りの時間まで計算していなかったので夜の部開演時間まで戻れませんでした。
 1999年夏の宝塚宙組公演「Crossroad」の時、会場入口にて知人からチケットをいただく約束をしていました。
 千駄ヶ谷駅に早く到着した私はどこかの出版社に隣接したカフェに入りチキンソテーのマスタードソースみたいなものを注文。記者の方々が沢山いて混んでいたせいか、待てども待てども出てきません。15分位たって目の前に現れたチキンはでかかった!しかも熱々でした。食後のホットコーヒーまで凄いスピードでお腹に入れて、会場までひたすら走りました。炎天下の中、30分近く私を待っていてくれた知人、今でも私の物凄い汗を見た時の驚きの表情を忘れる事が出来ません。反省しています。
 で、日本青年館がちっとも登場しませんね。
 会場内には小さなショップがあり、パン、お菓子やドリンク類などが売られていますが、ホットコーヒーなど今日に至るまでポットから紙コップに注ぐというレトロなシステム。私、必ずここのホットコーヒーを注文していましたが、販売されてる女性の方が「お兄さんオマケね」とか言いながらなみなみとコップに注いでくれたものです。
 1380席の日本青年館は決して大きくも小さくもない劇場だと思うので、使い勝手はよい方です。
 ただ、トイレが少ないとか座席が狭いとか古い劇場なりの問題点も多く苦労した事も確かですね。
 特にヒヤッとしたのが、2階席最前列前の手すりがとても低いので、急な階段からコケた方が危うく手すりを越えそうになった事を何度か目撃いたしました。今思い出してもゾッとする光景でした。
 新しく立て替える建物の中に劇場があるのかどうかは知りませんが、ただただ祈るだけですね。
 お疲れ様でした!

天野 俊哉




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