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Vol.736 ルイゼ・ライナー追悼〜2年連続アカデミー主演女優賞受賞
 アメリカ建国200年の1976年に京橋にあったフィルムセンターでアメリカ映画の名作上映の催しがありました。残念ながら日本語の字幕は入っていない上映でしたが。
 まさに最終日に上映されたのが、1936年のアカデミー作品賞他を総なめした3時間のMGM超大作ミュージカル「巨星ジーグフェルド」でした。
 主演女優はドイツ出身のルイゼ・ライナーで、主人公ジーグフェルドの不幸な夫人役を熱演。アカデミー主演女優賞を受賞しました。
 当時、映画から直接音楽やセリフを収録した海賊盤レコードが売られていて、この「巨星ジーグフェルド」のサントラ盤も2500円で購入しました。
 沢山のミュージカルナンバーに交ざって「ルイゼ・ライナーの電話の場面」なる5分はあろうセリフが収録されていました。多分アカデミー受賞を決定づけた名シーンなのですが、私には迷惑な部分でした。このレコードをかけるたびに聴かなくてはならないからです。
 さてルイゼ・ライナーは続けてパール・バック原作の「大地」(1937)に主演し、再びアカデミー主演女優賞を受賞してしまいました。
 私は先の理由から、10代で彼女の声がトラウマになっていた事から、せっかく買って持っていた「大地」のDVDをずっと納戸にしまったままにしていました。
 昨年の大晦日に、ルイゼ・ライナーが104歳で亡くなったという驚きのニュースを聞きました。
 納戸から「大地」のDVDを出してきて観賞しました。イナゴの大群が襲ってくるだけの映画では無かったのですね。もっと早く観れば良かったな、と反省。
 ついでに「巨星ジーグフェルド」も。今では廉価DVDが山程販売されてますね。
 日本語字幕入りの「巨星ジーグフェルド」は初めてかも。
 なんだ!電話の場面良いじゃないですか。
 ルイゼ・ライナーのご冥福をお祈りいたします。

天野 俊哉




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