TAP DANCE LOGO
INSTRUCTORS
STUDIO : 戸塚スタジオ
NETWORK
SCHEDULE
EVENTS
COLUMNS
DANCE TEAMS
LINKS
OUR MASTER : 佐々木 隆子
COLUMNS

Vol.733 笑えるUSJみやげ
 先日、USJに行った知り合いから、おみやげにハリーポッターの杖チョコレートとカップ麺、その名も「すぱいだぁ麺!!」を頂きました。“スパイ”ダーと“スパイ”スを引っ掛けているのでしょうか、パッケージにはクモの足8本と同じ数で「スープの決めては8種のすぱいすだぁ!」とあり、さらに「スパイダーマンなると入り!」と自慢げに書いてあります。ふたを開けてみると、スパイダーマン顔のなるとが5枚入っていました。なるほど、スパイダーマンが5人でまさにスパイダーMEN!「よく考えるなぁ」とニヤッとしてしまいました。なにやらクモの糸に見えてきた麺をすすると、スパイスが効いていながらもあっさりしょうゆ味でおいしい。共同開発した日清食品(本社大阪)のこだわりでしょうか。確かカップヌードルも関西で販売しているものは関東よりもあっさりな味付けらしいです。
 さてスパイダーマンといえば、みなさんは映画でお馴染みだと思いますが、その昔特撮テレビドラマとして日本版が製作、放送されたことをご存知でしょうか。1978年に東映と、最近ではアイアンマンやトランスフォ-マーでも有名なマーベル・コミックが「お互いのキャラクターを5年間自由に使っていいよ」という契約で生まれたのが、日本版スパイダーマンなんです。マーベル・コミックが当時その気になってくれたら、我らが昭和の仮面ライダーのアメリカ版が観られたかもしれないのに〜。ちなみに後の1995年に「仮面ライダーBLACK RX」をベースにした「Masked Rider」が製作されました。ただし、アメリカでは改造人間が理解されにくいと判断されて、主人公は宇宙人と設定されてしまいました。これについては後で触れます。
 話は日本版スパイダーマンに戻って、放送当時はもう高校生だったのでライダーを観ていた頃の純粋な子供の心は失われていたせいでしょうか、どう見てもスパイダーマンとデザインテイストが合わない巨大ロボが出てきたり、タランチュラをモチーフにしたような牙が生えたマシーン(クルマ)に乗っていたりして、玩具メーカーとのタイアップが透けて見えました。そして極めつけは悪者がアマゾネス。視聴率を上げるためにチビッコたちのお父さんを狙ったのでしょうか。いずれにしてもオリジナル版とは全くちがう設定で、ここでも主人公は宇宙人!なんて便利な設定なんでしょう。
 作品の出来はともかく、歌舞伎役者のように大見得を切る登場シーンや巨大ロボットに乗り込む設定などが後のスーパー戦隊シリーズに引き継がれていったそうなので、ヒーローとして別な意味での役めは果たせたのかもしれません。ものごとは時が経って初めて評価されることってありますね。そんなことを考えながらスープを飲み干しました。底に沈んだスパイスが最後にピリッと効くんですよ!これが好きなんです。どうでもいいですね。

Y's取材班




Copyright 2005 Y's Tap Dance Party. All rights reserved.