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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.729 オムニバス映画が好きです
 読書が好きなくせに歴史小説や長編小説を読みこなす事が出来ません。今でも星新一氏のショートショートがやっとこさです。
 映画を観るときもなるべく時間の短い作品を選ぶ傾向にあります。
 1本の映画の中に、5分10分20分などの短い時間の作品(短編)をいくつも集めて構成した映画をオムニバス映画と言います。
 タモリさんがストーリーテラーをつとめるフジテレビの「世にも奇妙な物語」を思い浮かべてみて下さい。
 そう、あれですね。
 外国には戦前の「舞踏会の手帖」から近年の「パリ、ジュテーム」あたりまで、オムニバス映画の名作が沢山あります。
 先のタモリさんみたいに、語り部によって進行して行くものから、愛をテーマにしたもの、手帖やら燕尾服など特定の物をテーマに進行して行くものまでスタイルは様々です。
 また全盛期のハリウッド映画では、1つの作品の中で大勢の大スター達を扱う(さばく)事が出来るのでオムニバス映画は、最適なジャンルでもありました。
 私も何本か持っています。
 燕尾服を通して描く名監督ジュリアン・デュヴィヴィエの「運命の饗宴」、アメリカをテーマにしたMGMオールスターの「It's a Big Country」、同じくMGMオールスターで愛をテーマにした「三つの恋の物語」、オー・ヘンリーの短編5話を集めたFOX映画オールスターの「人生模様」、フランスの恋愛映画の名監督マックス・オフュルスの「輪舞」そして、いくつかのウディ・アレン監督作品etc.
 何本か観直して、複数の監督が各々を担当した作品よりも、一人の監督が全編を徹した作品の方がクオリティーが高いようです。
 残念ながらミュージカル映画の世界にはオムニバス作品は少ないのですが、ジーン・ケリーが監督から振付までの全てを担当した「舞踏への招待」がオムニバス作品として大変良く出来ていました。この作品はまた別の機会に取り上げたいと思います。
 皆様もオムニバス映画に注目してみてはいかがでしょうか?

写真 上から
「運命の饗宴」
「It's a Big Country」
「三つの恋の物語」
「人生模様」
「輪舞」

天野 俊哉




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