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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.689 バニー・ブリッグス追悼
 タップダンス映像を何時でも何処でも観ることが出来なかった80年代、仲間のひとりが持ち込んだニューヨークのアポロ・シアターでのタップセッション映像に若き日の私達は夢中になりました。リーダー格のサミー・デイビスJrに続いて登場するタップダンサー達。グレッグ・バージ、サンドマン・シムズ、ジミー・スライド、ハロルド・ニコラスらが個性的なステップを次々と披露。
 その中で特にインパクトが強かったのが細かいリズムで踏み続けるバニー・ブリッグスでした。
 確か阿部だったと思いますが「ウイッキーさんに似てる!」とその表情とスタイルを真似て良く踊ったものです。ウイッキーさんは、日本テレビの朝の番組で英会話のコーナーで人気があった方でした。
 実はバニー・ブリッグスこそは、あの偉大なデューク・エリントン楽団が抱えた唯一人の専属タップダンサーだったのです。
 80年代後半に、映画「タップ」や舞台「ブラックアンドブルー」にも出演したので、ほんの少しですがバニー・ブリッグスの新しいスタイルに触れるチャンスがありました。
 YouTube時代が訪れて、バニー最盛期のエリントン楽団での凄いパフォーマンスを誰でも所有できる様になりました。
 11月16日バニーは天国に旅立ちました。
 その日はずっとYouTubeでバニーのタップ映像を観ていましたが、あの頃のタップ仲間がもう一度集まり、映像を観ながら皆でバニーを追悼することが出来たらなあ、と寂しく思ったものです。
 偉大なるタップマスター、バニー・ブリッグスのご冥福をお祈りいたします。
※ウィッキーさんは現在74歳でご健在です。

天野 俊哉




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