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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.68 Osshieのラグタイムでお昼寝を・・・1
僕がたまたま衛星放送の映画番組で「めぐり逢い」を見たのは、女優デボラ・カーが亡くなる一ヶ月前ぐらいだったと思います。映画「地上より永遠に」や「王様と私」に出演したデボラ・カーさんが10月16日英国東部のサフォークで、86歳でお亡くなりになりました。デボラさんは、パーキンソン病を患っており、家族に付き添われて静かに息を引き取ったということです。

ひと月前のその日、レッスンが夜からだったので、昼間ドラマを見て、ちょうど昼寝でもしようかな・・・と、うとうとしかけていたら、急に白黒の画面に変わり「めぐり逢い」が始まりました。
この映画を初めて見たのは中学生ぐらいの頃、やっと交換日記を始めたばかりの、まだうぶな純情少年のときで、何となくは覚えていたのですが、久々に見る白黒映画に引き込まれ結局最後まで全部見てしまいました。
1957年公開。ケーリー・グラント共演の「めぐり逢い」は、プレイボーイのニッキーと歌手のテリーのすれ違いの恋を描いて、メロドラマの古典となった恋愛映画の傑作です。映画の後半で、事故で歩けなくなったテリーが教師になり、歌を教えた子供たちがお披露目をするシーンで、黒人の生徒がちょっとだけタップを踏んでいます。恋愛映画なのにミュージカル映画のような、悪い人が出て来そうなのにみんな良い人ばかり、というとてもロマンチックな作品です。
この映画は、1993年ノーラ・エフロン監督の「めぐり逢えたら」でリメイクされ、クライマックスにはエンパイアステート・ビルも登場し、新しい世代にオリジナル作品の素晴らしさをアピールしました。
デボラ・カーは、他にも「白い砂('57)」「旅路('58)」「イグアナの夜('64)」「007/カジノ・ロワイヤル('67)」など40作品以上の映画に出演し、惜しくも受賞は逃しましたが、6作品でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされています。
そんな多数ある映画のなかで、僕にとってのベストワンはやっぱり「王様と私」ですね。
1956年公開の大ヒット・ミュージカル映画「王様と私」では、歌は吹き替えられたものの、異国の王と恋に落ちる英国人教師アンナを好演して、3度目のオスカーにもノミネートされています。
アンナ役のデボラ・カーは、とても気品に満ち溢れていて「素敵!!(^_^)/」なお母さんでした。
このミュージカルのなかで使われた名曲「Shall we dance ?」は、周防正行監督の邦画「Shall We ダンス?」でもおなじみですね。映画は見ていないけど音楽だけは知ってる、という方も多いのでは。

「王様と私」を見て、いつかシャム ―― 現在のタイに行ってみたい・・・と思って大人になった僕は、念願かなって今までに「バンコク」「プーケット」「サムイ」とタイを旅することが出来ました。
懐かしくなって、久しぶりにアルバムを見ようと取り出したのはいいけれど、またもや眠気が・・・
「Shall We Sleep?・・・(-_-)zzz」

押田 勝年





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