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Vol.661 2014東京リズム劇場お稽古日記「お茶目な押田君」
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このコラムを地下鉄の中で打っています。まだまだ残暑厳しく予想最高気温は35℃とか。目の前に座った男性がウチワを扇いでます。
私自身はこのウチワとか扇子で涼むという習慣が昔からありません。
さて、夏場に稽古が始まる東京リズム劇場の稽古場では、毎年穴田さんからキャスト全員にお手製のウチワがプレゼントされます。
かつてはキャスト全員の集合写真が印刷されていたり遊び心が一杯でした。
お盆明けの8月17日(日)のお稽古の最後に頂いたウチワには今までとは違い《努力なくして結果なし》なる文字がボーンと書かれてありました。前の週に欠席をした私は、仲間のヘルプではまだまだ間に合わず、さらにこの日教えて頂いた振りが全く覚えられなかったので、しばしその文字を見つめ反省。
このウチワを多分タップ・シューズと同じくらい大切に所持し、稽古の待ち時間にたえず扇いでいるのが押田その人です。彼の様に見ただけで振りを覚えてしまう人は、足よりもウチワを扇ぐ右手の方が良く動いている事も。失礼。
この日も稽古終了後、呆然と鏡に向かっている私の後ろで、押田・加藤・K-TAら優秀な男子数名がその日の振り確認を凄いスピードでやっていました。押田の手には新しいウチワが握られていたのですが、なぜかもう片方の手にもウチワが?
松本せんせの複雑な手の振りを押田は両手にウチワを持ったまま器用にこなしていました。勿論振りの無い部分では、両手でウチワを扇いでいました。
余りに奇妙な光景だったので、私は突っ立ったままゲラゲラ笑っていたのですが、小島香菜さんなどは彼らと一緒に踊りながらゲラゲラ笑っていました。さすが、東京リズム劇場に出る人達は凄いなあと改めて感心してしまいました。そして彼らのそんなお茶目な姿に多少は救われた気分に。
翌日からTRBをはじめあちらこちらのスタジオを貸していただき特訓。
《努力なくして結果なし》
頑張らなくては!
天野 俊哉
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