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Vol.649 モダン・ジャズの大御所チャーリー・パーカーを聴いてみませんか?
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世の中には、何度でも聴きたくなる曲というものが存在する様です。最近では「アナと雪の女王」の“レット・イット・ゴー”とか、少し前までは亡くなったマイケル・ジャクソンの歌の数々。
私の場合、多分モダンジャズ界の大御所チャーリー・パーカー(愛称バード)の演奏ですね。
もう20年近く前の事ですが、私のクラスに向井雅之君という独創的なステップを創る男性がいて、彼には自由に稽古をさせていました。その時は“Cool Blues”と“Scrapple from the Apple”というバードの演奏をコツコツ振付そして稽古していました。
私と言えば分りやすいスイング・ジャズばかり聴いてましたので、バードの奇妙なアルト・サックスの音色は全く受け付けませんでした。ところがある日「天野先生にはこれが良いかも」と1枚のCDを持ってきました。“Just Friends”なるタイトルの演奏で、まさかの弦楽器から曲が始まり、バードのアルトが絡むイントロを聴いた瞬間、私は一気にチャーリー・パーカーのファンになりました。
それからというものCD・DVDから書籍まで一通りコレクションしたものです。
若くして亡くなったバード(享年34歳)には熱烈なファンやマニアが沢山います。スタジオ録音は、NGテイクまでもが商品に。音質の悪いラジオ放送から個人がレコーダーで盗み録りしたライブハウスでの演奏にいたるまで、現在殆どがレコードにCDになっています。
最近、書店で「チャーリー・パーカー〜モダン・ジャズの創造主」(KAWADE夢ムック)という新刊が発売されました。ライフストーリーから珍しいCD紹介まで盛りだくさんの内容でした。日本人でただひとり生前のバードの演奏を聴いたという瀬川昌久先生のコラムが素晴らしい!
チャーリー・パーカーの演奏がはたしてタップ・ダンスに向いているかどうかは未だに分かりませんが、是非一度彼の音楽に触れてみてはいかがでしょうか?
私が向井君に薦められたCD「バード・ウィズ・ストリングス」からが良いでしょう。
天野 俊哉
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