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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.641 40周年記念〜宝塚歌劇「ベルサイユのばら」
 先頃、入場者数が500万人と発表された宝塚歌劇の救世主「ベルサイユのばら」を観に東京宝塚劇場へ。100周年が話題になってますが、この作品が初めて上演されたのが、1974年8月ですから今年で40周年にあたります。
 この作品40年間に30公演位上演されています。
 私でもその中、最低8公演は観ていますので、リピーターで成り立つ宝塚の世界で500万人て如何なものでしょうか?
 現在、この「ベルばら」生半可なトライではチケット入手は不可能な状態になっています。もっと大勢の人に観てもらいたいなあ、と思いながら劇場に向かいました。
 さてお待ちかね新作デザートの名前は《心の白薔薇・愛のジュレ(ハートマーク)》。最後のハートマークをどう発音すればいいのか分からないので、普通に「デザート下さい!」で妥協しようか?とも思いましたが折角だからネーミングでゆくことに。
 さすがに人前では恥ずかしいので、開場と同時に一番にお店まで走って行きました。
 「こころのしろばら、あいのじゅれラブ下さい!」と注文。普通に「限定デザートです」とオーダーを繰り返されました。当然か。
 今までの《ランランフォーエバー》や《TAKARAZUKAバナナシュー100》に比べると普通のネーミングかな。もし、「ベルばら」をご覧になる方がいらっしゃる様でしたら、恥ずかしがらずに「こころのしろばら〜♪」とオシャレに注文してみてください。
 今回宙組の「ベルばら」でオスカルを演じた凰稀かなめさんの演技には、初めて演出サイドから女性的なものが強く要求されたとの事。ひとりのか弱い女性が軍隊に入り、男性に負けじと闘うから魅力あるオスカル像が出来上がったのに何故今さら?とは感じました。凰稀さんの発声はただでさえ女性的なのに。
 また、何かとヅカファンから評判が悪い、オスカルが死んでから天国でアンドレと再会して馬車に乗るシーンが削除されてました。終演後、あちらこちらからブーイングが。「ベルサイユのばら」はコテコテのワンパターンがお似合いなので、ちょっと残念な気持ちで観た公演でした。
 その凰稀さんも残すところあと一公演、せっかく迎えた100周年も、早くも3人のトップさんが退団とは寂しいですね。

天野 俊哉




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