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Vol.64 「The 4th Stage」を振り返って
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残暑厳しい中、Y's Tap Dance Party第4回発表会「The 4th Stage」にご来場を頂いた皆様、誠にありがとうございました。おかげさまで無事に幕を下ろすことができました。
夏休み中ということもあってか、子供達はいつも以上に元気が有り余っていて楽屋でもにぎやかな様子でした。今回はインタビューや曲目のラストが子供達の群舞“コパカバーナ”ということもあり、子供発表会の印象が強かったかもしれませんが、そんなことはありません。大人達も頑張りましたよ!! 皆さん楽しく精一杯踊ってくれました。私の大人クラスの担当はダンスチームPure Jewelsだけだったので、ご紹介できるエピソードが限られますがご了承下さいね。
“Hotel Pacific”は、「The 3rd Stage」で踊ったジャズアレンジ曲の振付を練り直して今回に臨もうと思っていたのですが、「開催が夏」→「夏といえばサザン」という私の超単純な発想と独断でサザンの原曲を使い、新たに振付を考えることにしました。その旨をメンバーに伝えたところ動揺の色がありましたが、「まだ4月だし、何とかなるだろう」という、私のいつもの安易な考えで決めました。ところが大変!振付が浮かばない!! 「自分を追い詰めるために何か環境を変えてみよう」と思い、「サザンといえば海」という、これまた単純な発想で海に行ってボーッと曲を聞いていました。自宅から湘南の海まで、どうにか徒歩圏内なので4、5回足を運びました。ボーッとし過ぎておやすみモードになることも何回かありましたが、どうにか振付が考え付きました。ここまでくればしめたものです。時間が足りない状況下、メンバーはいつも自主練をしてくれます(毎度のことながらメンバーに甘えて反省・・・)。
さて発表会前日。自分の振付の完成が遅かったことは棚に上げて、場当たりをさせても私の思いどおりに動いてくれないメンバーに苛立ち、かなり厳しくなってしまいました。タップ板張りなどの力仕事で疲れていることは理解していたのですが、それでもどうにも止まらなくなってしまい、後で「あんなにキツく言っちゃって、明日みんな大丈夫かな・・・」と内心ドキドキものでした。
そして当日。リハ終了後、天野先生から厳しいダメが出ました。もっと良くなるからこその気持ちで言ってくれたのだと思いますが、連日厳しいダメをもらったメンバーが、言われたことをどれだけ踏まえて本番に臨めるか心配でした。はたして本番スタート。“Hotel Pacific”の振付にみんなで輪になるシーンがあります。そこにはメンバーひとりひとりの生き生きとした表情が踊っていました。天野先生からもらったダメもほぼクリアできていたと思います。経験を重ねるたびに成長し、打たれ強くもなってゆくPure Jewelsを嬉しく誇らしく思いながら安心して踊れました。
子供達も頑張りました。今回はレッスンの際に少々厳しくしましたが、子供達が成長した時に私の言ったことを少しでも理解してくれたら、それだけで私の役目は果たせたと思います。
私はいつも子供達に対して、今現在のことよりも先のことを考えて指導しています。もちろんダンスが上達することは大切です。でもその前に挨拶をしっかりとできるように礼儀について何度も言います。きっと小さな子供さん達には理解できないかもしれませんが、それでも言います。お母様達には私のことをご理解して頂いていると思います。愛情をもって厳しく指導していますので、多少のことはどうぞお許し下さい。子供達の成長はご父兄の皆様と同じように私にとってもとても喜ばしいことなのです。それでも、もし厳し過ぎるようなことがありましたら遠慮なくおっしゃって下さいね。
評論家の瀬川昌久先生、TRBタップダンススタジオの穴田英明先生、ご多忙のところご来場を頂きまして誠にありがとうございました。そして、お客様、出演者の皆さん、ご父兄の皆様、スタッフの皆様、進行から雑用まで手伝ってくれたPure Jewelsのメンバー、Y'sの先生方、本当にお疲れ様でした。今回の発表会の開催に関わって頂いた全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
12月には早くも第5回目の発表会が控えています。気持ちを切り替えて、さあレッスン!生徒の皆さん、ついてきて下さいね〜!!
淺野 康子
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