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Vol.633 「映画史上の名作」その4〜フレッド・アステアのミュージカル映画
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渋谷の名画座シネマヴェーラ関連最終回は、フレッド・アステア主演のミュージカル「セカンド・コーラス」を取り上げます。
アステアが、彼の最高のミュージカル映画「踊るニュウヨーク」の次に主演したことで知られる「セカンド・コーラス」は小さなプロダクションで製作され大手のパラマウント映画が配給しました。
《アーティ・ショウ》
時はビッグバンド全盛期のアメリカ、人気の高かったアーティ・ショウとの競演をしたくてアステアは出演を決めました。
クラリネット奏者としても一流で、ジャズファンのアステアにはもってこいの相手。ストリングスを加えた大編成のショウ楽団を指揮しながらタップを踏むアステアは素晴らしいです。振付にはハーメス・パンが協力しています。
映画スター並みの色男ショウがこの時期、結婚していたのがラナ・ターナーです。
《ポーレット・ゴダード》
チャップリン映画で有名なポーレットは、踊れないコーラスガールでした。宝塚にも歌えず踊れずトップスターになったDRさんみたいな方がいましたから美人は得ですね。
さすがのハーメス・パンもポーレットを生かせず、アステアとは最低のコンビとなりました。
《バージェス・メレディス》
この作品でアステアの学友役を演じるのがメレディスで、ハリウッドではかなり知られた名優です。
そんなメレディスとアステアが出てくる場面が、ミュージカルナンバーよりも楽しいとは皮肉です。
さらに皮肉なのは、この作品でヒロインのポーレットを得るのは勿論アステアですが、実生活では何とバージェスがポーレットと結婚してしまったのです。
ハリウッドってホントに不思議なところですね。
天野 俊哉
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