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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.622 ドップリ!エンタメコラム「宝塚月組公演まさかの近距離その2」
 1階3列11番での観劇。
 まず初舞台生の皆さん日本物もレビューも引っ込みが全て私の横に続く下手エプロンステージなので、まあ実に表情が良く見える!39人全員ですから。初舞台生とは言え男役候補の子はさすがに口上で被るカツラが似合わなくてオカシイ。
 以前、銀矯に立つスターさんは最前列よりも3列目以降に目線を送ると聞いていたので、どうかと思いきやホントにバッシバッシ来るのでたまげてしまいました。
 次にトップスター龍真咲さんの下手エプロンステージ引っ込みと下手セリ上がりの多い事。私が本舞台の方、つまり右方向に首を向けて見てるとしますね、すると私の周りの方々は皆私の方を向いてセリ上がりのスタートを待つんですよ。
 もう何度も観てるから知っているんですな。
 仕方ないので自分も早々と下手セリに目線を移しました。
 飛んでもない席に座ってしまった!
 さて宝塚大劇場ではあって東京公演では無くなった場面は、100人ラインダンスのイントロの部分。ラインダンスのグリーンを使った衣裳の多分何10倍の予算がかかったであろう衣裳(もう一度写真をご参照)。
 凄いんですね身長の倍はあろう羽根が高くそびえて、龍真咲さんはただ銀矯を歩くだけなのですが本来レビューにはファッション・ショーの要素も多分にあるので眺めるのもレビューの醍醐味なのです。
 ただ、何故これ程の大金を注ぎ込んだこの衣裳の出番だけをカットしてしまったのかをずっと疑問に。長い脚を見せた龍さんはとてもお綺麗でした。
 ただ男役だからそこらに何か問題があったのか?
 本当は龍さんはイヤだったのに「100年に1度の事だから脚出そっ」とスタッフから口説きおとされた?
 それが最初から大劇場だけの約束だったのか?
 あまりのインパクトの強さのせいでラインダンスへの流れが止まってしまう演出上、構成上の問題か?
 などなど色々模索してきましたが、多分彼女の後ろでラインダンスを頑張って踊っている組子に花を持たせたい龍さんがカットを希望したに違いありません。と言うのも私自身、かつてのリーダーからも今のリーダーからもリサイタルで「あの子達を目立たせたいから私は(ここに出なくても)いいですよね?」と嘆願された経験があるからです。下の子達を思いやる気持ちからだったと私は確信しました。
 それなりに納得出来て今日からぐっすり眠れそうです。

天野 俊哉




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