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Vol.615 カレーグルメ～佐藤先生に教えて頂いた銀座のカレー店
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この仕事を初めて間もなく、先輩である佐藤昇先生から「天野君ね、銀座に面白いカレーの店があるんだよ」とある情報を。佐藤先生独特の語り口でその店の魅力をたっぷり聞かされました。
大いに興味を持った私は、ほどなくして出掛けて行きました。
有楽町駅から近く、猫がのんびり歩いている様な場所（一番上の写真は旧店舗）にあり、店の名前はニューキャッスルといいました。愛想のいい叔父さんが迎えてくれたのが懐かしい。
佐藤先生が解説してくれた通りメニューが凝っており、ルーの盛りによって
品川（大井（多い）の手前＝並盛り）
大井（多い）
大森（大盛り）
蒲田（その先＝特盛り）
川崎（更に先＝特々盛り）
といった具合。
しかもカレーライスではなくカライライス（辛来飯）。
運ばれてきたカレーには目玉焼きが乗った家庭風なカレーでした。
のんびりした雰囲気で食べるのが楽しくてその後何回か通いましたが、ほんの数年前に閉店したという噂を聞きました。
先日久しぶりにそばを通った時、まだ建物は残っていました。
張り紙があったので見ると何やら地図が。どうやら移転して続けている様です。早速食べに。
ビルの地下なので、以前の様なレトロなムードはありませんが、カレーの味は昔のまま。辛くて小ぶりなところも同じでした。
3代目によりしっかりと受け継がれているそうです。
ご馳走さまでした。
天野 俊哉
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