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Vol.612 ドップリ!エンタメコラム「映画スター写真集その2」
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日本がシネアルバムだとするとアメリカではシタデル出版の「The films of」シリーズが有名でした。
どれくらい出版されたのかわからない位膨大な数のシリーズです。
銀座のイエナ洋書店で、ハードカバーだと4500円、ソフトカバーでも3000円はしてました。1ドル360円で計算されていたのです。
ミュージカル・スターを中心に30冊以上買いましたが、近年古書市や古書店では1000円以下で出回る様になりました。気になる!
この5月に自由ヶ丘でドラマのスターや監督のものを700円で見つけましたがいちいち買っていてはきりがないので心を鬼にして店を後にしました。
その翌週、お茶の水のCD店ディスクユニオンで書籍100円均一の棚でまさかの「The films of」シリーズを発見。しっかり吟味してウィリアム・ホールデンの写真集を購入しました。
先のグレゴリー・ペックと同時代に活躍した名優で、現在の日本ではオードリー・ヘプバーンと共演した「麗しのサブリナ」が有名ですね。
面白かったのは本の間に1枚の白黒スチル写真が大切そうにはさんであった事。ホールデンとモナコ王妃になった女優グレース・ケリーのラブシーンの写真でした。
時には購入した日付やら、その人が観たであろう映画にラインが引いてあったりと人生模様が垣間見れて楽しいもの。
一体どんな人がこの本を所有していたのでしょうか。
つづく。
天野 俊哉
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