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Vol.607 ドップリ!エンタメコラム「ウディ・アレン監督最新作」
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ウディアレン監督44本目となる監督作品「ブルー・ジャスミン」を観ました。
アレン監督の映画「スリーパー」を映画館で初めて観てからもう40年になります。
私は基本的にアレンのコメディ映画ファンなので、今回の様なドラマはパスのはずだったのですが、80歳近くまで頑張って来たことを考えたら観ないわけにはまいりません。ただ宣伝ではシリアスドラマと呼ばれてはいましたが、「いつもながらのアレン映画」だと私は思いました。
それにしても腹が立つのが昔から高齢な映画人に冷たいアカデミー協会の連中で、せっかく脚本賞にノミネートまでしておきながら獲らせないとは。あまりに意地が悪い。多分亡くなった時に特別賞ってパターンか?
とは言えケイト・ブランシェットがアカデミー主演女優賞を受賞した事で、GW明けに日本で公開された時、アレンの映画としては珍しい位沢山の映画館で上映されました。
アレンの作品テーマは昔から不思議で、書きたいものを書く、撮りたいものを撮るというぶっ飛び感が魅力です。ホントに受けを狙っていないのですね。
NTDで言うと橋本祥さんや淺野康子の様に、色々なジャンルの曲を持ってきて踊りにしてしまう面白さと似てますね。
アレンの脚本があまりにも絶妙なので、はたしてブランシェットの演技力なのか、アレンの台本の力なのか演出の力なのかは分かりませんでした。
ただ、アレン映画に良く登場するブランシェットの旦那を演じた俳優が、相変わらずヘタでした。多分この人、アレン監督が使いやすいのでしょうね。「東京リズム劇場」での私みたいな位置付け?なのかなあと思って見てました。
今年でオープン25年という渋谷Bunkamuraル・シネマでの観劇。
天野 俊哉
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