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Vol.597 ドップリ!エンタメコラム「まさかの渡辺かずみコンサート?」
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今年のNTDにはかつて「なべ組」のメンバーとして参加していた若手が多数。そんな彼等から「なべさんが歌う?」という怪情報を入手しました。これは無視出来ません。一緒に聞いていた松本晋一さんの「絶対信じられない!」って顔が笑えました。
場所は大塚エスペトブラジル。どうやらブラジル料理を出す店の様だ。それにしても彼は何を企てているのだ?ラテン系エンタテイナーに転向してしまったのか?パンチョ渡辺とかの芸名だったら?
う〜んワクワクドキドキ。
4月27日あうるすぽっとでのタップ公演終了後、都電に飛び乗りライブ会場へ。
開演間近というのに受付には渡辺かずみ本人が居て、まさかのチケット販売。
20名以上のお客様でテーブル席はすでに一杯なので独りカウンター席に。
あらかじめ決めていたフェジョアーダ・スペシャル・セットを注文。お店のブラジル人に喜ばれました。お豆と豚肉の煮込みのスープとケールのソテー、ライスが付いたブラジルの有名な家庭料理です。
なべさんのライブらしく、客席にはきれいどころのお一人様がズラッと、皆さん熱い視線を。
相変わらすラフな服装で、1曲踊り終わる毎に「暑い暑い」と言っては服を脱ぎ水を飲み、「痛い痛い」と言っては足腰をさする。
まるでラスベガスの「ディーン・マーティン・ショー」みたいな展開。
さすがタップはインプロの底力を見せつけてくれ、チャック・グリーン・スタイルのタップも味がありました。
トークも自然でテンポ良く進行しますが、案の定歌がね。
“Fly Me to the Moon”の様なジャズは英語だし、渋く上手そうにきこえますが、ミュージカル曲はさすがにごまかせず、中にはキーが合わず歌い直す一幕もありました。
「ジキルとハイド」「レ・ミゼラブル」「Me and My Girl」などを堂々と彼らしく、そう彼らしく歌いましたが、客席はハラハラし通しでした。でも何をどう歌っても、彼って許されてしまうのだから不思議です。もうキーがあった時の嬉しさといったら!たぶん本人以上かも。
後半RAG Dance Studioのなつさんがみえたので合流しました。またNTDで御一緒したスタジオタップ72の月岡かほりさん、スタジオGAMBAの首藤直子さんも客席から熱い声援をおくっていました。
3時間にわたる長丁場でしたが、楽しかったです。
なべさんは多くの方に愛されていて幸せですね。
お疲れ様でした!
天野 俊哉
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