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Vol.556 YouTubeで観るジェームズ・キャグニー〜タップでアカデミー賞を獲った男
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その人相の悪さ、喧嘩っ早くて短気そうな雰囲気から1930年代ワーナー映画の暗黒街を描いたギャング映画の多くで活躍して、アメリカで最も人気ある大スターにのしあがったのがジェームズ・キャグニーです。
ところが御本人、歌や踊りが大好きで映画会社の上層部に「俺にミュージカルをやらせてくれ」と掛け合うも全て無視され、次もギャングなどの悪い役が。それでも4〜5年に1作品はミュージカル映画に出演出来ました。
1942年フレッド・アステアが断ったミュージカルの大御所ジョージ・M・コーハンの伝記「ヤンキー・ドゥードル・ダンディ」に飛びついてタップダンサーを熱演してアカデミー主演男優賞を受賞してしまいました。
10年前にこんな内容のコラムを書いた頃は、まだDVDなどの紹介でしたが、今回はYouTubeですぐにキャグニーのタップをご覧頂けますよ。
《James Cagney Dancing》を検索して下さい。ズラッと出てきましたね。中には先程書いたようなガラの悪い、悪態をつくキャグニーの映像がありますので御注意の事。
YouTubeは著作権を無視した違法映像は直ぐに削除されるので、正式なタイトルや曲名は掲載されていませんので、あくまでも参考まで。
キャグニーが歌い踊ったミュージカル映画はたったの5本。製作順に
「Footlight Parade」
「Something to Sing About」
「Yankee Doodle Dandy」
「West Point Story」
「Seven Little Foys」これだけがカラー。
やはり「ヤンキー」でのミュージカルナンバーはキャグニーの自信満々のタップをはじめ音楽も迫力満点で、小さなスマホ映像でも圧倒されます。
アステアやケリーの様なスマートさはありませんが、アクの強いダンシングスピリットを堪能して下さい。
天野 俊哉
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