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Vol.544 YouTubeで観るジーン・ケリーTV映像その後2
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前回に続いて1959年のジーン・ケリー・ショーを取り上げましょう。GKはMGMで主演した最後のミュージカル「魅惑のパリ」“Les Girls”でジャック・コールの振付を受けるという屈辱的な経験をしました。そうGKは自分で振付をしなければ気がすまない方なんです。
私はコール振付のこの映画のナンバーがエキゾチックで大好きですが、GKはこのTVショーで全てを作り直し、オープニングナンバーに持ってきました。3人の女性ダンサー達はまるで「パリのアメリカ人」のレスリー・キャロンみたいな動きをしていたのが、ちょっと残念だったかな?
それ以外のナンバーはどれも説得力がありました。
カンカン帽に黒のタキシード、ステッキを持った“I Got Rhythm”で格好良く決め、GKお得意の子供とのデュエットも楽しめましたし、当時13歳のライザ・ミネリが、母ジュディとGKの有名なナンバーをデュエットしたり、しっかり観客をつかみます。
そしてクロージングは本物の雨を降らせての“Singin in the Rain”です。
私の様な見方をするのは少数です。素直に楽しめるショーです。ぜひご覧になってみて下さいね。
天野 俊哉
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