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Vol.535 ウルトラヒーロー企画展に行ってきました
 横浜市中区の放送ライブラリーで開催中の企画展「ウルトラヒーローと特撮番組の50年」に行ってきました。土曜日だったこともあって予想以上に混んでいました。来場者のほとんどは家族連れでしたが、オタッキーなおじさんたちも結構来ていて、ある人が入口の係の女性に「ウルトラマンの身長は40メートルで、体重は・・・」などとウンチクをかましていました。係の方は興味なんて全然ないのでしょうけれど、「そうなんですか?よくご存知ですね」と笑顔で対応され、上手に場内に案内していました。その様子を感心して見ていたらその係の方と目が合ったので、「大変ですね」とねぎらいの言葉を掛けようと思ったんですが、「おいおい、またかよ」と、さっきのおじさんと同じと思われるのもイヤなので止めました。
 さて展示内容は、ヒーロー立像16体(ゾフィー、ウルトラマン、セブン、タロウ、ジョーニアス、80、グレート、ティガ、メビウス、ゼロ、ミラーマン、ファイヤーマン、ジャンボーグA、ブースカ、チビラくんとパパゴンは頭部のみ)、怪獣10体(ラゴン、カネゴン、バルタン星人・二代目・Jr.、バードン、エースキラー、ノーバ、ホー、ゴブニュ)。その他にも撮影で使用された変身アイテムベータカプセル、ウルトラアイ、科学特捜隊やウルトラ警備隊のヘルメット、装備メカ、台本などなど見応えたっぷり!展示会場内は撮影禁止だったため紹介できないのが残念です。にもかかわらずルールを守れない人がいて、係の方が低姿勢で注意したら、「まだ撮ってないよ!」と居丈高に怒鳴り返している父親がいました。係の方が見えなくなると、小学1、2年生くらいの息子に「今のうちだ、ほらっ」と再びカメラを向けていました。その男の子は“いけないこと”と分かっているのでしょう、後ろめたそうな表情で、セブンの前で肩をすくめてピースをしていました。ウルトラヒーローの前で卑怯なことを父親に強要されたこの子は、どんな大人になるのでしょう。いや待て、一番卑怯なのは“いけないこと”を注意しなかった自分なのでは・・・。ただウルトラマンを観に行っただけなのに、なんだか重いことを考えさせられてしまいました。
 そんな話はさておき、会場では特別上映会が開催されていて貴重な映像を観ることができます。展示会場入口では係の方が、お茶目なポーズのメビウスとの記念写真を撮ってくれます(自分は恥ずかしくてちょっと無理でした。ライダーの時は平気だったのに)。グッズ販売コーナーも充実していますよ。
 企画展は16日(日)まで開催されています。ご興味のある方は今すぐ!入場は無料です。
放送ライブラリー公式サイト
 

Y's取材班




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