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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.529 吹き替え洋画劇場の魅力
 先日かつての人気ラジオシリーズの「ジェットストリーム」がCDになって発売されている事を知りました。ナレーションをつとめていた城達也氏の上品な声が今でも耳に残っています。
 私の様に青春時代をテレビの「カット版吹き替え洋画劇場」で育った人間にとって辛いのがハリウッドスター達の本当の声に対する違和感です。昔から私の周りには何故かグレゴリー・ペックのファンが多くて多くてテレビで放送するたびに「ローマの休日」が映されています。
 そんな時ですが、私にとってのペックの声は城達也氏であって、あのどちらかというと曇りがちの低いモグモグした本人の声ではないのです。ハリウッドで最もクリーンで誠実なイメージはペックの顔と城達也氏の声なのです。あの声だから王女様も恋をしたのです。
 「仔鹿物語」の銃の扱いがヘタな優しいお父さんも、「白い恐怖」のハンサムなドクターも声が城達也氏だから素敵なのですよ。
 近年オリジナル版での放送が当たり前ですから、なかなか吹き替え版には出会えなくなり残念に思ってます。
 かつて「刑事コロンボ」がNHKで吹き替え版放送されていた時期に、リクエストが多かったためにたった1度だけピーター・フォーク自身のオリジナル版で放送がありました。結局「うちのカミさんがね」という名ゼリフが聞けないコロンボはツマラナイと吹き替え版が圧倒的支持をされるといった出来事がありましたっけ。
 気のきいたDVDですと音声がオリジナル版に加え日本語吹き替え版も収録されていますので、このコラムを読まれた皆様は是非チェックしてみて下さい。

天野 俊哉




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