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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.52 東京リズム劇場 オカシとボクと、時々、ローソン
それはまるで、オモチャのネジのようにきっちりと、ど真ん中に突き刺さっている。
銀座の中心に。タップダンサーたちの憧れの中心に。下手は広いが上手は狭い舞台の中心に。
―― 銀座博品館劇場。
「東京の空もこうやって見上げると、悪くなかと」

2月2日(金) 舞台稽古
本番を含む3日間の劇場での生活の始まり。どきどき、わくわく。どきどき、わくわく。ようやく始まる。
5ヶ月間もの準備期間を経て、気の合った仲間たちとまたこうして舞台に立てる。わーい!なんて幸せなことだっち\(^o^)/

2月3日(土) 初日
今までの楽しかった、でも体力的にはきつかった稽古の日々が思い出される。去年のクリスマス・イブ。
世の中の恋人たちは、きっと素敵な夜を過ごしているだろうその日。
ボクたちは「タップ人生ラリー」の稽古で、横一列に並んだまま、ただひたすら基本のステップを踏んでいた。しかも靴下のまま。「なんでなーん」 でも終わった後にシュークリームの差し入れ。カスタードクリームが食べたかったのに、抹茶を選んでしまったボク。「なんでなーん」
ゲネプロでは右足のタップシューズの紐が切れる。「なんでなーん」 多少の不安を抱きながらも、初日を無事終えることが出来、解散後すかさず缶ビールを飲む。

2月4日(日) 千秋楽
だいぶ舞台の流れにも慣れて来た。今回は一度は踊ってみたかった「Beautiful Love」の曲で、淺野先生、橋爪先生と一緒に踊ったり、タップ名作劇場では久しぶりに歌ったりもして、ボクにとっては盛りだくさん。もうすぐ18才になる「少年兵ロルフ」を演じるためにも、気合入れて若作りのメイクをせにゃならんたい。ほーんと☆本番は楽しい。出演者も舞台もミンナ活き活きして、キラキラしている。それから空き時間には、楽屋に積み上げられたオカシを食べ、ローソンで買ったパンを食べ、メタボリック度100%(>_<) よーし絶対、千秋楽は燃え尽きてやる。そんでもって、打ち上げは飲み放題だあ\(◎o◎)/!

リズム劇場が終わってからしばらくの間は、なんもする気がせんやったけど、今は頑張らんといけんと思うとる。見とってね。身体には気を付けるようにする。最近は自分で料理も作って食べよる(神様、ごめんなさい。料理の話はウソです)。
ミンナ。今までいろいろありがとうね。ミンナと共に舞台に立てたことを、ボクは誇りに思うとるよ。
東京リズム劇場に広がる照明の色は、青くて、ゆっくりと客席に向かって白く溶けていった。

押田 勝年





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