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Vol.512 ナショナル・タップ・デー2014に向けて
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12月最後の土曜日から始まりましたよNTD2014のお稽古が。
あまり詳しい事を聞かずに戸塚のスタジオにうかがったのですが、まず10代のお嬢さん達は参加しないようです。よってこの日は私を含め大人8名でした。
さて今回のナンバー、振付のペースがもの凄く速くて途中からアップアップ状態に。
振付が曲の半分まで進んだ段階で「では、ナショナルに出る人だけで踊ってみましょう!」と先生。するとどうでしょう、私の前で踊っていた3人がスーッとフェードアウトしてしまったのです。
ジーン・ケリー・ファンのSさん、大学生になったSさん、そしていつも笑いを提供してくれるあのWさんまでもが出ないなんて!
つまりですね、NTD2014のY'sのキャストは先生+5名の様です。
「なんで?」それまでのワクワク感が一気にひいてゆき、緊張が押し寄せてきました。この瞬間から私の踊りはボロボロになりました。
初日のお稽古終了後、あまりに出来の悪い自分を反省しながら帰り仕度をしていると、モップで掃除をしていたWさんが「天野先生は年末年始どうされるんですか?」と話しかけてきました。
フーッと現実に返り「まあDVDでも観て過ごしますね」すると「カウチとかに横になってですか?」とWさん。
聞き慣れない固有名詞の登場にギョッとした私は「カウチって何ですか?」すると「えーっ、それはですね、こんな感じの」と解説を。
どうやらソファの事らしいので改めて聞くとやはりソファとか。
私達のこの奇妙なやり取りを先生がゲラゲラ笑いながら聞いていました。
エコノミー、V.I.P.、メンズ、ドセンそしてカウチと、彼女の会話から飛び出すボキャブラリーの豊富さに感心しながら師走の戸塚スタジオをあとにしました。
頑張らなきゃNTD。
天野 俊哉
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