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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.507 2013ハッピークリスマスイブ〜アステアとSKDを劇場で
 皆様はどの様なクリスマスを過ごされましたか?クリスマスイブの24日、私は久しぶりに映画のハシゴをしました。もちろん映画館のです。
 雑誌「ぴあ」が無くなり、どこで何が上映されているのか判らない現在、あまり期待もせずにスマホの映画館情報を調べたのが、白川希君とランチをしたクリスマス直前の12月20日でした。
 目の前に現れた山のような映画のタイトルの中に、まさかまさかの「イースター・パレード」が。さっき白川君と話してたから幻覚か?と思いきや正真正銘のフレッド・アステアさまのMGMミュージカル映画の上映でした。以前このコラムで何度も取り上げた渋谷シネマヴェーラの「映画史上の名作」シリーズでのプログラム。
 さてタイトルリスト少し下がって次に出てきたのが「泣いて笑った花嫁」で、古い日本映画みたいなので、とりあえず押さえておきました。こちらは阿佐ヶ谷のラピュタでの上映。クリスマスこの2本でキマリです。
 さて当日は朝の11時から渋谷に駆け付けました。久々のシネマヴェーラで今シリーズのチラシをチェックするとお宝作品が多い事に気づきました(コラム第2弾が必要です)。
 テレビやDVDではなん10回も観てきた「イースター・パレード」ですが大きなスクリーンでは初めて。もう夢の様な103分でしたね。ちなみに客席は30人位の入りで、見た感じ私より年長の方が多かったですが、1人だけお母さんに無理矢理?連れて来られた様な子供さんがいました。平日だから仕方ありませんが、名作ミュージカルと言ってもこの程度の入りなんですね。
 阿佐ヶ谷の方は48名定員制なので早めに行ってチケット購入。時間が余ったので路地裏にあるインドカレー屋ヴァンガリでランチしてから普段あまり足を運ばない阿佐ヶ谷周辺を散策しました。
 夕方5時からの「泣いて笑った花嫁」は1962年松竹映画で鰐淵晴子さん倍賞千恵子さんが主演の浅草を舞台にしたコメディ。先の「イースター・パレード」といいこの映画の浅草といい「東京リズム劇場2013」に縁のあること!
 映画が始まってタイトルを見てビックリしました。松竹歌劇団SKDのスターが総出演なのです。昨年末に亡くなられた小月冴子さんらSKDのオールスターが国際劇場にズラリと並ぶ姿は実にゴージャス。
 ステージ1面にタップマットをひいて、その上で見せるラインタップをはじめ全編にわたって舞台と稽古場のシーンがふんだんに登場しました。昔の映画の魅力の1つがバイプレイヤーの存在で、「イースター・パレード」ではレストランのウエイター役のジュールス・マンシンが、「泣いて笑った花嫁」では旅館の番頭役の藤山寛美さんがあまりに芸達者(映画をさらうほど)なので感心してしまいました。観に行って良かったデス。
 映画は7時に終わりましたので途中下車して夜の銀座を歩きました。右を向いても左を向いてもアベックばかり。独身時代はよくこんなイブを過ごしていたので、逆に懐かしかったです。
 東銀座にはシネパトスという映画館があり、最終上映回にちょうど今日の様な映画のハシゴの〆によく通ったものですが、今年惜しくも閉館してしまいました。
 しかたがないのでその先にあるカフェで美味しいモンブランケーキを食べてお開きとしました。

天野 俊哉




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