|
|
| | |
|
|
|
|
| | |
|
Vol.499 YouTubeで観る〜踊る振付師その2 チャールズ・ウォルタース
|
|
「シャレード」のスタンリー・ドーネン監督と共にダンサーから出発して振付師を経て映画監督として才能を発揮する事の出来たのが、今回ご紹介するチャールズ・ウォルタースです。
振付師として「デュバリーは貴婦人」(1943)に参加した際、ダンスナンバーだけでなく演出のアイデアを出しました。
その優れたアイデアを聞いたプロデューサーが、いつの日か監督をやってみる事をすすめたそうです。
代表作は「イースター・パレード」。
「Girl Crazy」(1943)
Judy Garland“Embraceable You”で検索
大学のパーティのシーンで、まずピアノを弾きながら歌ったジュディ・ガーランドに男性ダンサーがからんでゆきます。
最後に白のタキシードを着たチャックが現れジュディと踊ります。
スマートなダンスのリードは素敵ですが、当時の流行でしょうか?上着丈が気になり踊りに集中出来ません。
「Presenting Lily Mars」(1943)
Where There's Music & Rhythm At 3AM On Broadway.wmv(5分44秒)で検索
黒いシックなドレスを着たジュディ・ガーランドが歌うバラードからワルツに。ここで最後に絡む黒燕尾服の男性がチャックです。
ここからのスインギーな動きは、出来ればテレビ画面以上のスケールで見ていただきたいです。
タップの音は聞こえますがあくまでダンスの振りです。
「Torch Song」(1953)
You're All The World To Me(3分30秒)で検索
MGM映画の大女優ジョーン・クロフォードがミュージカルの大女優役。チャックはヘタなパートナー役で彼女を怒らせるという設定です。この曲はアステアが「恋愛準決勝戦」で歌い踊った曲、同じMGMだからの音源使い回しです。チャックのデュオ振りもなかなかお洒落ですよ。
実はこれ以外にも「凸凹ハリウッドの巻」(1945)では水平服でフランセス・ラファティとデュエットしていますがYouTubeでは見つからず。それからチャックが監督を担当して評判の高かった「リリー」(1953)では主演のレスりー・キャロンに絡む等身大の人形に入っているだけでなく、キザなジャン・ピエール・オーモンの遠景ショットでのダンスの吹き替えまでも担当しています。
多分タップ界では私と松本晋一さんしか知らないであろうチャールズ・ウォルタースをぜひ一度YouTubeでご覧になってみて下さい。
天野 俊哉
|
|
|
|
|
|
| | |
|
|
|