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STUDIO : 戸塚スタジオ
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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.496 いつか聴いた歌
 先日、お休みの日を使って戸塚スタジオにお邪魔して淺野先生の稽古を受けてきました。
 生徒の皆さんが振り付けを受けていたのが「いつか聴いた歌」“I've Heard That Song Before”ハリー・ジェームス楽団演奏ヘレン・フォレスト歌1942年のミリオンセラー楽曲。たまたま教室にうかがう前に横浜に寄り道をして買ったCDが、その曲を作曲したジュール・スタインの名曲集でした。なんという偶然。
 今回はこのアメリカポピュラー音楽界の巨匠ジュール・スタインを取り上げます。
 最近アメリカのコレクターから大量のB級ミュージカル映画のDVDを購入したのですが、ホントに駄作が多い中で「このダンスナンバーいいなあ〜」と思ったら振付がハーメス・パン!そして「この曲いいなあ〜」と思ったら作曲はジュール・スタイン(以下JS)だったのデス。これ、嘘みたいですが本当の話です。
 勿論アメリカにはガーシュイン、バーリン、ロジャース、カーンなどポピュラー界の大御所がおりますが、JSは日本で例えるなら筒美京平氏かな?彼が作るメロディーは、すぐに覚える事が出来、すぐに口ずさめてしまうのです。何度でも聴きたくなってしまう魅力もあると思います。
 また、バラード・シンガーの大御所フランク・シナトラがJSの曲を好んで歌った事から分かる様に、センチメンタルなフレーズで泣かせ処をおさえており、ここら辺はサザンの桑田佳祐氏の曲を思わせます。
 さて彼にはサミー・カーン(コラムVol.398をご参照)というJSの曲に気のきいた詞を書く相棒がいた事で音楽家としてのキャリアが、よりステップアップしました。
 今回、その横浜で購入したCDにはJSに関するキメの細かいディスコグラフィが付いてまして、改めてその幅広い活躍ぶりを知ることが出来ました。たった300円でね。
 私は何日間か、そのCDを聴き続けていたのですが、不思議なのは、これだけの大ヒット曲を出してきたのにどうしてビッグネームでは無いのか?だって知らないですよねぇジュール・スタインさん。やはり器用に沢山書きすぎたのかもしれません。
 JSが亡くなって来年で20年。取りあえずこのコラムを読まれた皆様だけでもチョッピリ注目してみては?

天野 俊哉




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