TAP DANCE LOGO
INSTRUCTORS
STUDIO : 戸塚スタジオ
NETWORK
SCHEDULE
EVENTS
COLUMNS
DANCE TEAMS
LINKS
OUR MASTER : 佐々木 隆子
COLUMNS

Vol.492 「ぴあ」のライバル誌たち
 1986年私の師匠である佐々木隆子先生が銀座博品館劇場でリサイタルをおこなった時、雑誌に広告を載せました。1つは「ぴあ」そしてもう1つがライバル誌「シティロード」でした。
 先生の公演はとても人気が高くてチケットは生徒関係で完売してしまいました。すでに掲載契約をしていたので事情を説明しに2つの出版社まで出向くと「では満員御礼って入れましょう!」などのアイデアを頂いただけでなく掲載料金まで安くしてくれました。まだそんなノンビリした時代だったのですね。
 さて話がそれましたが、あくまでも情報を平等に提供する主義の「ぴあ」に対し、「シティロード」はコラムのコーナーなどで批評批判などの文章を自然に載せたものです。そこらへんが余りにクローズアップされてしまったせいか、最終的には映画館側からの情報ボイコットで廃刊に追い込まれました。
 実は先日ある雑誌を手にして驚きました。それは「観覧車」という1974年頃の情報誌です。これ中学生の時、買ってたのですよ。全100ページで100円。今の時代だったら無料配布のレベルですが、間違いなく「ぴあ」の類似本でした。興味深いのは映画、演劇、音楽など各コーナーごとのコラムでした。
 まず担当しているのが、高平哲郎・原田真人・あがた森魚・川本三郎etc. これだけの人に頼んだら予算キツかったでしょ。
 加え多分短命に終わった理由として先の「シティロード」と同じ批判関連のコラムが含まれていた事です。
 ただ皮肉なのはそんな文章が書かれたこの「観覧車」の様な雑誌の方が「ぴあ」よりもぐっと面白くて今読んでも新鮮で、存在価値を感じるのですね。皮肉なことです。
 「ぴあ」の様に保守的に長生きするか?「シティロード」「観覧車」の様に反骨的に早死にするか?シビアな世界ですね。

天野 俊哉




Copyright 2005 Y's Tap Dance Party. All rights reserved.