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Vol.453 生誕100年ヘディ・ラマール〜ハリウッドの美人女優は偉大なる発明家?
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ジュディ・ガーランド主演のMGMミュージカル「美人劇場」など1940年代のハリウッドで活躍したヘディ・ラマール(以下HL)が生誕100年を迎えますが、実は凄い人である事を最近知りました。
1930年代ヨーロッパで女優として映画出演しはじめた頃、「春の調べ」(1932)で全裸ヌードになり有名に。
1940年代アメリカでMGM映画と契約しクラーク・ゲイブルの映画に主演するも綺麗なだけのカリスマ性もなく人気は出ませんでした。私が高校生の時、テレビの深夜劇場で観た「カサブランカ」で知られるポール・ヘンリードとHLが主演した「The Conspirators 」(1944)がいかにも「カサブランカ」の続編に見えてとても面白かったので、36年たった今でもその作品でのHLはよく記憶しています。
代表作は、史劇として有名な「サムソンとデリラ」(1949)でしょう。「腰抜けモロッコ騒動」(1951)を最後に映画界からとおざかりました。
コラムを書いていてHLを少しずつ調べるとやたら科学やら発明という言葉がでてきたので同姓同名の人でもいるのか更に調べると凄い事が。科学者である最初の夫から得た無線の知識を元に〈携帯電話や無線LAN、無線アクセスの元になるスペクトラム拡散通信〉を音楽家ジョージ・アンタイルと共同で創ったという事がわかりました。
と、こう書いていてもピンとこないのですが、1942年に特許を取っているわけですから、もしかしたら私達が携帯電話に触れるたびにHLさん(のご遺族)にいくらかの支払いがなされているのかも?しれませんね。同じ発明家でもドクター中松とはケタ違いなわけですねぇ。興味のある方は是非調べて逆に私に教えて下さい。
天野 俊哉
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