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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.441 トミー・ドーシー楽団とフランク・シナトラその2
 アメリカの生んだもっとも偉大な歌手であるフランク・シナトラ(以下FS)も楽団の専属歌手というちっぽけな存在からスタートしました。
 1940年から1942年まで、トミー・ドーシー楽団に在団し吹き込んだ曲は83曲。どうしてそんな事を知っているのかと言うと、父がその全てを持っていて、私は10歳からFSの歌を聴かされていたからです。そのなかでのベスト1が、“How About You”で、Y's公演「PRECIOUS」で淺野と押田に歌い踊ってもらいました。
 話がとびました。その頃は、ジャズ歌手ではなくバラード歌手で、声が甘くソフトでした。1942年TD楽団から独立をする際、そんな歌声を生かしてくれるアレンジャー、アクセル・ストーダルを引き抜きました。そして数々のヒット曲からスキャンダルまでを沢山残しました。
 1950年代、それまでのスタイルが時代遅れになり、ネルソン・リドルという新しいアレンジャーを雇いイメチェンをはかります。皆さん良くご存じのFSはこの時代に生まれたのですね。
 ハリウッド映画でアカデミー賞まで受賞してあとは1996年に亡くなるまで伝説です。
 今から10年ほど前、生徒から「マイケル・ブーブレという若い歌手がFSに似ている」という話をききました。ところが愚かな私はその情報をすっかり忘れてしまいました。
 今年のGWに淺野から「発表会でPureJewelesの子達に踊らせます」とマイケル・ブーブレが歌う“Moon Dance”を聴かせてもらいましたが、ビックリしましたね。ちょうど白川希君のフレッド・アステアに出会った時の感動がよみがえりました。“Moon Dance”はFSのものではありませんが、いい雰囲気を持っていて単なるコピー歌手ではない実力を感じました。「では本家FSの歌はどう歌うんだい?」というわけで今度はFSの“Come Fly With Me”をじっくりと聴いてみようと思います。また、フランク・シナトラ、マイケル・ブーブレの事はまた別の機会に書いてみたいですね。

天野 俊哉




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