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Vol.426 雨にぬれても
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2007年の発表会で登場した「雨にぬれても」が、この度押田バージョンで再登場します。
今は亡きポール・ニューマンが若手だったロバート・レッドフォードと競演した名作「明日に向って撃て!」も半世紀近く前の作品になりつつあります。
ハリウッドでの映画撮影が古くなり若い監督による新しいスタイルがメインになった1960年代後半、ちょうどそんな時代に制作されました。当時は、ニューシネマと呼ばれていました。
ハリウッド全盛期との大きな違いは、実は音楽であったと思います。
テレビで放送されていたハリウッド映画のかなりおおげさなオーケストラの曲に慣れていた私が確か上野にあった映画館で、偶然この「明日に向って撃て!」に出会った時、「なんて素朴で素敵な曲なんだろう」と感動しました。
「駅馬車」の様な派手な西部劇に慣れていた私は、さほど期待もせずにそこに座っていたのでもうビックリ。
監督のジョージ・ロイ・ヒルが、音楽担当バート・バカラックに依頼した音楽は映画上映時間2時間中たったの11分とか。しかも「現代的な曲を」と注文したそうです。そして出来上がったのが主題歌「雨にぬれても」でした。その年のアカデミー作曲賞と主題歌賞を受賞しました。
さあ、今回はどの様な「雨にぬれても」が踊られるのか楽しみです。
素敵な主題歌だけあって、サウンドトラックは日本盤だけでもLPシングル数バージョン存在します。
天野 俊哉
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