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Vol.425 生誕100年ダニー・ケイ〜ハリウッド1のスペシャリスト
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ダニー・ケイ(以下DK)が映画「五つの銅貨」で娘役のスーザン・ゴードンとデュエットしたチャーミングな曲、私の大好きな“Music Goes Round and Round”が発表会で踊られるそうです。私がこの映画を観たのが15歳位でしたが、このシーンは今でも良く覚えています。DKが、1913年生まれであることを今頃知りました。のんきなものです。彼の出演した映画は、どれも大切に作られたものが多く、質の高い作品ばかりです。私が映画ファンになった頃にDKが主演したほとんどの作品がテレビで放送されていましたので彼の素晴らしい歌や踊り、そして誰にも真似出来ない芸の数々に接する事が出来ました。感謝。
DKには「チャイコフスキー」という伝説になっている歌があり、チャイコフスキーをかわきりにロシア人のややこしい名前を物凄いスピードで並べて歌います。初期に出演した映画でそのナンバーを観てあぜんとしました。
私は昔から彼はコメディアンというよりもスペシャリストだなぁとおもっています。
あまりにも才能がありすぎた事から、1950年代に入ると急に作品の質が落ちました。彼を生かせるブレーンも少なかったのでしょう。
よって喜劇映画よりもミュージカル「ホワイト・クリスマス」や音楽伝記映画「五つの銅貨」でのDKが記憶に残っています。
決して優れたダンサーではありませんでしたが、「ホワイト・クリスマス」でのビング・クロスビーとの数々のデュエットは何度観ても惚れ惚れするエレガンス。そして、ヴェラ=エレンとのデュエットは最高にロマンチックです。DKのベストナンバーだと思います。
最初にあげた「五つの銅貨」は、その後観ていませんがDKの優しい歌声は今でも心に残っています。今度は字幕スーパー・ノーカット版でウン10年ぶりに見直してみようかな。
天野 俊哉
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