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Vol.414 Let's Face the Music and Dance
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今、教室でもリズム劇場の稽古場でも衣装合わせのピークであります。
生徒、特に女性の場合、この衣装を着ける事が大イベントであり今まで動いていた足がピタッと止まってしまいます。ステップやリズムへの愛が何処かに跳んでいってしまう瞬間でもあります。
私達と違って稽古段階で衣装を着けて踊ることが出来ず、本番で苦労させられたのが、あの偉大なるフレッド・アステア様です。
今回はY'sのフレッド阿部でも、白川希君でも無く本物のアステアさんですよ。
と言うのもY's発表会のプログラムで、“Let's Face the Music and Dance”のタイトルを見つけたからです(朝日カルチャーセンター湘南の皆様遂にでましたね)。
1935年「艦隊を追って」のプロダクションナンバー“Let's face”を相手役のジンジャー・ロジャースと稽古を重ねたアステア。いよいよ撮影という段階でロジャースは初めて衣装のドレスを着けました。そして、くるくる回るとアステアの顔に、袖のビーズが当たることが発覚しました。もう、衣装も振りも変更できない為、アステアがとった行動は、ロジャースのビーズが顔に近づく度に顔をそむける事。
以前、このハプニングを検証する映像を観たのですが、アステアは実に自然に逃げていて、最初から決められたであろう振付にしかみえませんでした。
“Let's face”はこの映画で、最もお金がかかった場面であるだけでなく、アステアとロジャースの数多いデュエットの中でベスト3に入る名シーンなのに現在では、そんなハプニングで記憶されてしまってます。
と言っても、アステアもロジャースも揃って自伝で触れていましたがね。
9/23Y's発表会まで待ちきれない方「艦隊を追って」でこの曲を予習しませんか?
天野 俊哉
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