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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.407 クラシック映画DVD事情〜これが名作?
 このY'sのコラムで良く取り上げるジュネス企画という会社は、どういうルートかは知りませんが、実に多くの映画会社のさまざまなジャンルの作品をセレクトし提供し続けています。
 最近、ブロードウェイという会社がこういったクラシック映画の分野に参入してきてファンにとっては、刺激的な出来事となってきました。この会社には、「巨匠たちのハリウッド・シリーズ」という目玉商品があります。ジョン・フォード監督の様な本物の巨匠から、ダグラス・サーク監督の様なまさかの巨匠まで。色々な事情から日本では劇場公開されなかった作品が多くセレクトされています。これぞDVD時代だからこそ実現出来た事ゆえ、5000〜6000円しても購入せざるをえません。
 さて、最近ジョン・ヒューストン監督の作品を買ったので一言。彼にはデビュー作品に「マルタの鷹」という名作があります。しかしワーナー映画と専属契約をしていたヒューストンには、名作を撮ったという名声が一夜にしてふっ飛んでしまう位、超ピントのズレた次回作の脚本が届きます。それが、今回私の購入した「パナマの死角」で、原題はもう少しピリッと「太平洋を越えて」と言います。
 主演は、ハンフリー・ボガート、メアリー・アスター、シドニー・グリーンストリートという個性的な3人。「マルタの鷹」に続けての参加とか。おまけにボガートの役名はリックなので、そのままカサブランカに渡ってカフェを開く!(「カサブランカ」の役名がやはりリック)みたいな流れを想像をしてしまいました。さて、話しは大きく脱線しましたが、つまりヒューストンはお金のため、仕方なくメガホンをとったわけです。「パナマの死角」は、安く速くつくれ、面白ければ良いというプログラムピクチャー作品なのですね。ヒューストンの自伝によると、途中で軍隊に入隊する事になっていたので、とりあえず脚本通りに撮影をして別の監督にチェンジしてもらい予定日までに撮影を終了してもらったとあります。ヒロインであるM・アスターがびっくりする位、不美人に見えるのも、ひどい衣装も手抜きです。
 ボガートにいたっては、スーツ姿で日本軍に立ち向かってやっつけてしまいます。反日映画なので、変な日本人、変な日本語、柔道、ハラキリまで登場します。私は結構楽しみましたが、「巨匠による何とか」よりも、もう少しいいネーミングを付けて欲しかったかな。
 まあこんなわけで、もし名作を期待して裏切られた方がいらしたらこのコラムを読んで「なんだ、だからつまらないんだあ」と、笑い飛ばしていただければうれしいです。
ブロードウェイHP http://net-broadway.com/index.html

天野 俊哉




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