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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.397 生誕100年〜初代ギャツビー、アラン・ラッド
 レオナルド・ディカプリオが引退するのしないのと、別の所で話題になっているのが新作「華麗なるギャツビー」3回目の映画化。
 さて今回は、1940年代に初代ギャツビーを演じ、今年生誕100年をむかえるアラン・ラッド(以下AL)をとりあげます。
 私が中学生の時、TVのゴールデンタイムでALの西部劇「シェーン」が放送されるということで、やたら盛り上がった事がありましたっけ。そう、彼は西部劇のスターとして映画ファンに、特に日本では知られていました。ところが、身長が低いALは強くて荒くれたイメージがあまりないのでハリウッドでは、かなりオールラウンドな俳優として知られていました。女性や子供に対して、とても繊細で優しいムードがあったからこそ成功したのが「シェーン」だったわけですね。私はいまでも西部劇というよりドラマだと思っています。
 さて、近年日本でもにわかに注目されつつあるフィルム・ノアール、犯罪映画の世界。実はALこそはその代表格のスターなのです。ニコリともしない冷酷非情な殺し屋、その反面子猫を可愛いがる優しさを持ち合わせる。ボガートばりにグレーのトレンチコートを着たALは、都会派ドラマに定評のあったパラマウント映画のトップスターのひとりになりました。
 その様な事から、ALがフィッツジェラルド原作の“The Great Gatsby”に主演したのは自然な流れでした。私はこの作品を観ていないのですが、日本では「暗黒街の巨頭」という題名で公開されているところをみると、ロマンスを排除してハードボイルトな作りにしてしまったのでしょう。
 ジュネス企画からは「拳銃貸します」「青い戦慄」「ガラスの鍵」などのノアール作品が発売されてますので、興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。
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天野 俊哉




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