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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.381 ラジオシティ・ミュージック・ホール
 昨年の暮れに、輸入盤ですがDVD「Christmas Spectacular」のBlue Ray版が発売されました。今回はそのお勧め編です。ニューヨークのラジオシティ・ミュージック・ホールがその舞台です。
 ニューヨークの冬のホリデー・シーズンの三大作品といえば、英国人作家チャールズ・ディケンズのミュージカル「クリスマス・キャロル」と、チャイコフスキー作曲のバレエ「くるみ割り人形」と、このラジオシティ・ミュージック・ホールで開催される「クリスマス・スペキュタクラー」です。三作品合わせての観客動員数は毎年160万を誇ると言われます。
 「クリスマス・スペキュタクラー」といえばロッケツですが、私はこのロッケツの大ファンなんです。ミュージカル「コーラスライン」の中で愛称ヴァルが長距離バスでニューヨークへ出てロッケツダンサーに挑戦して「ダンス10点、ルックス3点」を歌い踊る場面があるようにロッケツは全米の女性ダンサーの憧れです。足を目の高さまで真っ直ぐ蹴り上げる(通称アイ・ハイ・キック)お馴染みの見事なラインダンス。惚れ惚れします。
 このダンサー一座が初めて公演を行ったのが「セントルイス・ミズリー・ロッケツ」でした。1925年のことです。そしてラジオシティ・ミュージック・ホールでスタートしたのが1933年でした。以来、四半世紀を越えて活動を続けて来ました。設団85周年を越えているんです。凄いですね。
 ラジオシティ・ミュージック・ホールでの初演を行って以来、「Parade of the Wooden Sliders」や「The Living Nativity」等の人気シーンを目当てに、毎年ホールに足を運ぶファンが絶えず、最近ではソールドアウトが続いています。
 今やホリデー・シーズンの定番になったこのショウ、毎年のように見所を増やし「Santa's Workshop」の中では、トナカイがソリに乗ったサンタを3Dスクリーンでガイドして行ったり、「White Christmas in New York」では5番街に立ち並ぶお店のショー・ウィンドウをバックに、アイス・スケーター達がステージ場に設けられたスケート・リンク上で華やかにダンスを踊ります。
 1932年に完成したラジオシティ・ミュージック・ホールは、ミッドタウンのロックフェラーセンター敷地内6番地と50丁目の角に位置します。座席は6,000席を有するホールです。アールデコ様式のインテリア、油圧式の大きなステージ、巨大なシャンデリアと真紅のカーペット等、劇場を訪れる人を魅了せずにおかない豪華なホールです。このホール専属のロッケツがクリスマス・シーズンと夏に定期公演を行います。また、世界的ビッグ・スターの公演等を含め家族向けの作品も多く上演されます。それに、11月の感謝祭 ParadeではMacysの前で素敵なショウを演じます。You Tubeで見て下さいね。
 この歴史ある華やかさと美しさを是非一度ご覧になって下さい。DVDでロッケツが華やかに踊るのを観ることが出来ます。内容はクリスマスを子供たちに楽しく伝えるもので、ぬいぐるみも出てくるファミリー向けといった舞台です。(Blue Rayがご覧になれるのでしたら映像もきれいですからお勧めです。Amazonなら千円位で手に入ります。)

2013 春 小島 文雄




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