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Vol.37 鼓童と鼓動
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それは連日32度を越す暑さの中での出来ごとだった。
「音のあふれる島」佐渡がNYからTAP dancerのタマンゴ氏率いる舞踏家と音楽家のグループを招いて、鼓童グループとの夢の響演(共演)が、木々に囲まれた野外ステージで繰り広げられた。それも3日3晩。
どのステージも満足度100%!いや、それ以上だったかも知れない。
日本古来からの楽器、太鼓や三味線などをJazzやアフロ、カリビアンダンスを織り交ぜて踏む、彼のTAPとのコラボレーションは魅せる(見せる)、利かせる(聴かせる)ものだった。
彼の踏むステップのどんな小さな音も、聴き逃すまいと傾ける心に染み込んでくる彼の鼓動、鼓動、鼓動・・・
世界のあちこちからステージを見に集まった人々は、鼓童の鼓動とそしてTAPの鼓動と一体化し、激しく踊り始めた。
もちろん私達も踊りの中に紛れていた。汗のしぶきを飛ばしながら・・・
今も私の心の中で鼓童と鼓動がよみがえってくる。
暑い佐渡での熱い思い出・・・
3年7組18番 関口 早苗
■補足説明
「鼓童」
鼓を中心とした伝統的な音楽芸能に無限の可能性を見いだし、現代への再創造を試みる集団。
「鼓童」とは、人間にとって基本的なリズム、心臓の「鼓動」から音をとった名前ですが、それは大太鼓の響きが母親の胎内で聞いた最初の音、心臓の鼓動につながることからきたものです。
そしてそこには、「童」のように何ものにもとらわれることなく、無心に太鼓をたたいていきたいという願いがこめられています。
タマンゴ・アーバンタップ
フランス領ギアナ生まれパリ育ち、ニューヨーク在住のタップダンサー、タマンゴ率いる舞踊家と音楽家のグループ。
その公演は、即興性のあるタップ、カポエラ、ヒップホップ、アフリカンダンスなどの変化に富んだ踊りと、世界各地の民族的な管楽器、打楽器、声などの音と共に構成されています。
メンバーは、民族性、創造性の両面を兼ね備えた、個性溢れるアーティストで編成されています。
アース・セレブレーションには特別編成のグループで初来日します。
アースセレブレーション
佐渡で毎年行われている祝祭。今年は8/18〜20の3日間で行われ、19回目を数えました。
佐渡を拠点とし、国内外で活躍している太鼓パフォーマンス集団「鼓童」が中心となり行われ、佐渡の伝統芸能を初めとして、ユニバーサルリズムを体感するために海外からもたくさんの人達がやってくる一大イベントです。
いまい
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