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Vol.359 映画館でフレッド・アステアのタップを観よう!
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年々減少する映画館、名画座の中にあって古い名作を上映し続けているのが、シネマ・ヴェーラ渋谷。「映画史上の名作」というシリーズの第8弾が、12月15日(土)〜1月18日(金)に行われています。
エルンスト・ルビッチ、アルフレッド・ヒッチコック、ルネ・クレール、ジョン・フォード、プレストン・スタージェスら一流の監督作品をはじめ、レッド・スケルトンの珍しいコメディ映画など、興味ある作品がズラリ。ミュージカルはフレッド・アステア&ジンジャー・ロジャースの「気儘時代」(1938)が上映されます。日程は次のとおり。
1月13日(日) 11:00 14:15 17:30 20:45
1月16日(水) 12:05 14:40 17:15 19:50
1月18日(金) 11:00 14:00 17:00 20:00
「気儘時代」中のミュージカルナンバー
以下4曲とも、作詞・作曲はアーヴィング・バーリン、振付はハーメス・パン、フレッド・アステアです。
“Since They Turned Lock Lomond Into Swing”
ゴルフ場でのアステアの歌と踊り、見事なゴルフ・スイングが見られます。
“I Used To Be Color-Blind”
夢のシーンでアステアが歌い、ロジャースとスローモーションで踊る。最後に2人初めてのラブシーンが登場。こちらもスローモーションです。
“The Yam”
ビッグ・アップル、チャールストン、スージーQのようには人気の出なかったヤム・ステップ。ロジャースの歌からアステアとのタップ・デュオ、その場の人たち全員が踊り出す楽しいナンバーです。
“Change Partners”
今ではスタンダードのこの曲も映画音楽だったのですね。パーティーでアステアがロマンティックに歌い、ロジャースと踊る素敵なナンバーです。
10本作られたアステア&ロジャース作品の中では最も軽い作品であり、逆に楽しめる作品でもあります。限られた出演者によって演じられる83分はテンポが良く、ゲラゲラ笑っているうちにENDマーク。理想的ではありませんか!!
ミュージカルナンバーは4曲と少ないのですが、30年前、字幕なしで観た時ですら映画を観ている間そのことは全く気になりませんでした。台本がうまいのですね。
是非、映画館でご覧になってください。
天野 俊哉
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