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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.357 タップの舞台「こちらももうすぐ20周年、頑張れ今西康之!!」
 今西康之さん率いるスタジオタップ72の発表会を観るため、新馬場の六行会ホールに行ってきました。実は私の品川教室の近くにあるので、このホールに隣接している図書館には毎週通っているものの、地下にあるホールを訪れるのは初めてでした。
 常々、「自分は振付が好きなんです」と私に語る今西さんは、毎年12月の発表会のために新作を創り続けるクリエイターの鏡みたいな人です。ただ、そのスカイツリーよりも高いテンションのせいか、あるいは性格が大雑把に見えるせいかわかりませんが、まったくその繊細な部分が評価されないのは気の毒です。
 今回の公演でも10月に亡くなったタップ・ダンサー、チャンス・テイラーを追悼するナンバーと映像の上映会で、今西さんらしいやさしさ、思いやりが感じられました。
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 さて、発表会は、案の定<今西ワールド>全開で、「ソーラン節」をはじめ今西さんお得意のナンバーは、キャストが替っても楽しかったです。2部の1曲目でサングラスをかけた男だけのナンバー(今西さんもいる)のテンションがえらく高く、ピーチーズまで加わって派手に終わるので、もうフィナーレかと思ってしまいました。これが2部の最後の方が良かったかもしれませんね。
 構成面に関しては、今西作品が続くシーンではいっさい暗転をせず明るいまま曲の中でダンサーが出入りをするなど、ムダが無くお客様に親切。また、ステージ上に残されたボンボンやイスも、演技や振りでフェードアウトしたのはとてもスマートでした。私はこういうの好きです。
 全30曲中、今西さん振付作品が20曲!! すごいバイタリティ。彼が大切に創り上げてきたひとつひとつの作品に拍手を送り、会場を後にしました。帰り道、私は独りで戦い続ける今西さんと違って、責任も作品も仲間と共有することのできるY’s Tap Dance Partyの一員で本当に良かったと心の底から思いました。
 とりあえず、2012年の発表会、お疲れ様でした。

天野 俊哉




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