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Vol.334 ジョージ・チャキリス in 南越谷
 先日オープンした渋谷ヒカリエの中に「東急シアターオーブ」というミュージカル専門の劇場があります。この柿落し公演が今年の7月18日から行われましたが、選ばれた作品は永遠の名作「ウエストサイド物語」(ブロードウエイ版)。これに関連し、埼玉県南越谷市で映画の上映会が企画され、どのような経緯かはわかりませんが、併せてジョージ・チャキリスご本人によるトークショーが行われました。幸運にもこのイベントを開催の2日前に知り参加された生徒さんに、そのときの様子を報告してもらいました。

天野 俊哉


2012年7月19日、埼玉県南越谷市で行われた“ジョージ・チャキリス&戸田奈津子スペシャルトークショー/映画『ウエストサイト物語』上映会”に行ってきました。

ジョージ・チャキリスと言えば、有名なミュージカル映画『ウエストサイド物語』のベルナルド役の俳優さんですが、正直なところ古い映画なので、まだご存命だったことにびっくりしました。そして当日あまりの若さに思わず「えーーっ!?」と叫んでしまいました。
ステージ中央に向かって歩く姿は、とても70代後半には見えませんでした。私は9列目で見たのですが、50代と言われても信じてしまったと思います。
ちなみに今でもウォーミングアップすれば、あの有名な写真(両手を広げ左足を顔の高さまで上げる)ができるそうです!
驚異的な若さの秘訣は「ダンスのレッスンを続けること」だそうです。現役を退いてからもずっとレッスンは続けていて、若い頃からあまり体重は変わっていないそうです(素晴らしい!!)。会場からは拍手と歓声が沸き起こりました。

トークショーは生い立ちから始まり、子供時代から映画に出たいと思っていたこと、何本もの映画に出演したこと、舞台版「ウエストサイド物語」に出演し、その後映画版ではベルナルド役を射止めたこと、そして現在、ジュエリー・デザイナーをやっていることまで、たっぷり1時間はありました。
特に印象に残ったのは、舞台版『ウエストサイド物語』では敵であるジェット団のリーダー、リフ役だったことです。この話は結構有名らしいのですが、私は全然知りませんでした。それから映画版の制作が決まった時、主演にはエルビス・プレスリーとエリザベス・テーラーの名前があがっていたことです。全く違ったものになっていたと思うので、見てみたかった気がします。

アカデミー賞については「獲れると思っていなかったので本当にびっくりした」と語っていました。
「宝くじを買う時、本当に当たると思って買いませんよね?それが本当に当たってしまった!というような感覚でした。だから受賞のスピーチは考えていなくて、ただただ、“Thank you, thank you …”としか言えませんでした。アニタ役のリタ・モレノはユーモアのある人で会場に向かう時、受賞できなかった時用のスピーチを考えてあるのよ、なんて言っていたんですよ」と笑いながら話してくれました。
撮影中はとにかく毎日一生懸命で、本当に楽しくて充実していたそうです。だからヒットするかどうかなんて考えていなかったそうです。この様な話を本人から聞けたのは、とても貴重な体験でした。
それからトークショーが終わりに近づいた頃、どうしても言っておきたいとばかりに教えてくれた裏話があります。「アメリカ」のシーンではベルナルドの肩にアニタが座る振付があるのですが、衣裳がツルツルだったので滑ってしまい何度やってもNGになったという話です。やっとOKになったものが映画に使われているそうです。
苦労したシーンだったのでどうしても最後に言っておきたかったのかなと思うと、ちょっと可愛らしい気がして、クスっと笑ってしまいました。

トークショーが終わり、上映会が始まりました。
久しぶりに見た感想は「ダンス、格好イイ!」の一言です。とても51年前の映画とは思えませんでした。勿論昔っぽいシーンもあるのですが、メイクや髪型、衣装は違和感ないものも結構ありました。

今回のイベントは、世界でも1回限りのとても貴重なものだったそうです。
それに偶然参加でき、とてもラッキーでした。
また近々DVDを借りてゆっくり見たいと思います。

ジョージ・チャキリス ブログ(日本語) http://george-chakiris.com/blog/



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