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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.328 アンナ・パブロワ展に行ってきました
 世界的バレリーナ、アンナ・パブロワの来日90周年記念展示会に行ってきました。会場の横浜開港資料館旧館は日本大通りに面しており、前を何度も通っているので知っていましたが、中に入ったのは初めてです。門の横の案内書きに1931年(昭和6年)に建築された元英国領事館だということが書かれてありました。緑におおわれた敷地に踏み入ると、歴史と由緒ある場所ならではの静かな空気が漂っていました。
 建物に入ってすぐ左側の記念室が展示会場になっていました。A.パブロワの写真、絵画、自筆の手紙などがたくさん展示されていました。1922年 (大正11年) に横浜を始め、全国8都市で行われた来日公演の報道記事から、当時の熱烈な歓迎ぶりと、西洋舞踏を初めて観た驚きと興奮が伝わってくるようでした。彼女の美貌やバレエを愛する気持ち、そしてバレエの素晴らしさを日本に伝えようとする熱意に触れられたような展示でした。
 記念ホールでは、鎌倉に日本初のバレエの稽古場を開設して、“日本バレエの母”と称されているエリアナ・パヴロバを始め、モダンダンスの先駆者 石井漠他、西洋舞踏の普及に努められた方々が紹介されていました。
 E.パヴロバ公演の新聞全面広告、愛用のトゥシューズ、自筆の振付解説図などの展示に見入りました。説明員の方によると、80代90代になられる彼女の門下生やそのお弟子さんたちが、全国から足を運ばれて、懐かしそうに展示をご覧になっているそうです。その話を聞いて、胸が熱くなる思いでした。ジャンルにかかわらず、ダンスの普及に努められた先駆者の方々に敬意を表するこのような展示会は素晴らしいと思いました。
 会場を後にして中庭に出ると、新館が「コクリコ坂から」横浜キャンペーン2012のスタンプラリーポイントだったようで、広げるとA1サイズの大きな横浜ガイドマップとうちわをもらいました。ガイドマップには横浜の観光施設や文化の紹介の他、映画ゆかりの地の紹介もあり、「コクリコ坂から」の世界観が楽しめるような構成になっています。眺めていたら、もう一度映画を観たくなりました。
 展示会を観終わった途端にお腹が空きました。せっかくなので中華街に行くことにしました。老舗の上海料理のお店でおいしい料理を堪能しました。
 横浜の歴史と文化と食に触れた、充実した一日でした。

淺野 康子

横浜開港資料館公式サイト http://www.kaikou.city.yokohama.jp/index.htm


















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